堂本剛、27年ぶり映画単独主演で困難な“受け身役” 共演の綾野剛は「綾ちゃん」呼び
KinKi Kidsの堂本剛が18日、都内で行われた映画『まる』(10月18日公開)の完成報告イベントに出席した。今年3月末に事務所から独立後、報道陣の前に登場するのは初となった。
事務所から独立後、報道陣の前に登場するのは初
KinKi Kidsの堂本剛が18日、都内で行われた映画『まる』(10月18日公開)の完成報告イベントに出席した。今年3月末に事務所から独立後、報道陣の前に登場するのは初となった。
1997年に公開された『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりとなる映画単独主演作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーによる約2年前からの熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。
堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず人気現代美術家のアシスタントをしている主人公の男・沢田。脚本は当て書きだったが、堂本は「沢田が僕の役者人生と言っていいのか、僕がこれまで役を演じた中で、受け身の役はあまり演じてこなかった。沢田は一段階難しい受け身の役だったし、演じてみても非常に難しかった」といい、「共演者のみなさんのお力添え、大きな愛に包まれながらリラックスして日々答えを出しながら解決しながら演じられた。たくさんの方に力をもらって演じることができた。感謝の思いでいっぱい」と伝えた。
沢田の隣人で売れない漫画家を演じた綾野剛は、堂本との共演を「とても温かかった」と回想する。名前に“剛”と同じ漢字がある2人だが、綾野は堂本のことを「剛さん」と呼んでいるという。一方、堂本はなんと呼んでいるのか聞かれると「呼ばれていないだろう、これからも呼ばれないだろうと、いろいろ考えた結果、“綾ちゃん”と呼んでいます」と告白した。
綾野は少し照れくさそうに「綾ちゃんと呼ばれています。ご年配のスタッフさんには綾ちゃんと呼ばれることはあるけど、ほぼ初めて。うれしかったし、温かくなりますよね」と笑顔で話した。
イベントにはそのほか、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、荻上直子監督も参加した。