吉村洋文知事 コロナ再拡大の経済政策に持論「すべてのストップはするべきではない」

23日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に、大阪府の吉村洋文知事が生出演した。

吉村洋文・大阪府知事【写真:Getty Images】
吉村洋文・大阪府知事【写真:Getty Images】

「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演

 23日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に、大阪府の吉村洋文知事が生出演した。

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 番組では、新型コロナウイルスの新規感染者について、同日に東京都で300人以上の感染確認について速報された。大阪府では22日に新規感染者数が過去最多となる121人を記録。吉村知事は「数字だけ、人数だけ見れば、第二波に入っているのだろうと思います」と指摘した。東京都の感染者数については、「数字を見れば、確実に増えている。一喜一憂せず、中身や医療体制に注目しないといけない」と述べた。

 続いて、感染状況について説明。検査能力が高まっているとして、「ただ、(前回の第一波とは)状況が違う。検査が増えて陽性者を早くキャッチしている状況は一つある。それだけでなく、年齢の構成では20~30代の割合が非常に多い。僕は『夜の街』をひとくくりにするのは嫌いですが、いろいろ分析すると、『夜の街』関連で20~30代の若者から広がってきているのが今の状況。大阪だけでなく東京も同じような傾向にあるので、第一波の時とは少し違う」などと話した。

 そのうえで、経済政策について持論を言及。「前回は、生活に必要なもの以外のすべての事業に休業要請をかけて、すべての経済をストップするということをやりました。現時点では、大阪でも日本全国でもそれはすべきではないと思っている」とした。

 今後の対策として、「感染の震源地のようなものはある程度見えてきている」と分析。「若者中心で、唾を飛ばしながら宴会をして、『夜の街』関連と言われる事業のところでどうも広がっているのはある程度見えている。そうであるならば、そこに対してピンポイントの戦略を集中してやっていく。それが今の時期ではないかと思っている」と強調した。実際に取り組んでいる具体例として、「例えば、(大阪の歓楽街の)ミナミのエリアで検査体制を強化してきています。集中的にやっていくのが重要。もう一つ大事なのは、対策を取っている事業者と、そうじゃない事業者がいるので、そうじゃない事業者に対策を取ってもらえるよう、働きかけを徹底的にやっている」と話した。

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