【Mリーグ】多井隆晴「優勝するだけが麻雀ですか?」 仲間への思いを熱弁「そこ目覚めたんですよ」
プロ麻雀リーグ「Mリーグ2024-25シーズン」が16日に開幕した。開幕戦を直前に選手たちが囲み取材に応じ、渋谷ABEMASの多井隆晴がチームへの熱い思いを語った。取材には多井のほか、白鳥翔、松本吉弘、日向藍子、塚本泰隆監督が出席した。
「Mリーグ2024-25シーズン」が16日に開幕
プロ麻雀リーグ「Mリーグ2024-25シーズン」が16日に開幕した。開幕戦を直前に選手たちが囲み取材に応じ、渋谷ABEMASの多井隆晴がチームへの熱い思いを語った。取材には多井のほか、白鳥翔、松本吉弘、日向藍子、塚本泰隆監督が出席した。
開幕に向けて、多井は「チーム戦なんで。1+1+1+1ではなく、4人で一個のチームでやっているんで、僕、そこ目覚めたんですよ。初めてチームというものを意識してる。それが今ですね」と話し、Mリーガー7年目にして心境に変化があったと明かした。
19年に日向が加入し、4人体制は6年目に突入する。多井は、「例えば想像してください。この4人で一緒に船を漕いでたり、飛行機に乗ったりして、誰かが変わったときに『じゃあ連携が合いますか?』って話なんですよ」とメンバー変更への危機感を語ると、「コロコロ変わっていたら、最初にこの4人を選んだ(前監督・現Mリーグチェアマンの)藤田(晋)さんの見る目がなかったみたくなっちゃうわけですよ。だからABEMASだけは、本当になんだろう……10年同じ4人で、僕が年老いて、しわしわになって、もういられなくなるまでは、やっぱりこの4人でいたいんで」とチームメイトへの思いを吐露した。
昨季はレギュラーシーズン6位、セミファイナル5位に終わったABEMASだが、多井は「なんか去年負けたみたいな感じで、いろいろ報道されているんですけど、皆さん勝ちましたよ? レギュラーシーズンを通過したらいいっていうレギュレーションのもと我々は戦っていて、だから6年連続勝ちましたけど、何か? ファイナルに行く、優勝するだけが麻雀ですか?」と報道陣に語りかけて笑いを誘いつつ、「というわけで今年もですね、まずはレギュラーを通過して、チーム編成を変えるというレギュレーションに引っかからない。この4人がMリーガーでいること、ABEMASでいることが僕の中で一番大切なんで」と熱弁をふるった。
個人の目標として「最高スコアがちらっと浮かぶ」と明かしながらも、「そんなことより、やっぱりレギュラー通過です。もし、ちょっと上がれば個人スコアトップだという状況でも、そのまま終わればレギュラー通過が確定するんなら、僕は親で(手牌を)伏せるんで。で、通過したとき、もう1回取材してくれませんか? そのときは本当に優勝を目指します!」とコメントを締めくくった。