元乃木坂46・鈴木絢音、『父と暮せば』で朗読劇に初挑戦「演じる覚悟を決めました」
元乃木坂46で俳優の鈴木絢音が、11月7日から東京・新宿シアタートップスで上演される井上ひさし氏の名作を題材とした朗読劇『父と暮せば』に出演する。
原爆投下から3年後の広島が舞台 鈴木は生き残った娘役
元乃木坂46で俳優の鈴木絢音が、11月7日から東京・新宿シアタートップスで上演される井上ひさし氏の名作を題材とした朗読劇『父と暮せば』に出演する。
同作は小説家で劇作家の井上氏の作品で、1994年にこまつ座第34回公演として上演され、第2回読売演劇大賞優秀作品を受賞した。原爆投下から3年後の広島を舞台に、家族で一人生き残ったことに苦しみ、後ろめたさを感じている娘と、原爆で亡くなり幻となって現れた父の交流が描かれた作品となっている。
鈴木は今回が朗読劇への初出演。原爆で父を亡くした娘・美津江を演じる。父・竹造役を演じるのは、三谷幸喜氏が主宰する東京サンシャインボーイズを経て、数多くの舞台や映像作品で活躍する梶原善。さらに朗読劇『私の頭の中の消しゴム』で朗読劇ブームの火付け役となった岡本貴也が演出を務める。
鈴木は朗読劇への出演について、「この朗読劇のお話をいただいた時、私はとても悩みました。『私に演じ切れるだろうか』と」と苦悩を告白。「でも、『ここで逃げたら絶対に後悔する』。そう思い、演じる覚悟を決めました。精一杯演じさせていただきます。会場でお会いできますこと、楽しみしております」とコメントしている。