俳優の高橋メアリージュンが主演し、10月にスタートする日本テレビ系連続ドラマ『「離婚弁護士 スパイダー」～慰謝料争奪編～』（金曜深夜0時30分）のメインビジュアルと予告映像が、16日に解禁された。併せて、第1弾ゲストも公開され、市川由衣、芝大輔（モグライダー）、ビビる大木、谷村美月、飛永翼（ラバーガール）、佐藤玲、佐伯大地、小林亮太、逢沢りな、林田洋平（ザ・マミィ）、田島令子が出演することも発表された。

　同作は、「着手金はゼロ」「慰謝料は人生を再スタートさせるためのパスポート」がモットーの弁護士が、型破りな調査で“クソ夫”たちを徹底的にたたきのめす、痛快リーガルエンターテインメント。主演の高橋が、理不尽に虐げられ傷ついた女性たちのために徹底的に戦い、慰謝料を容赦なく取り立てる主人公の離婚弁護士・美雲飛鳥（みくも・あすか）を演じる。また金子ノブアキが、美雲の元夫で業界最大手の法律事務所所属の弁護士・一ノ瀬達也（いちのせ・たつや）を演じる。

　解禁となったメインビジュアルは、依頼人のためなら手段を選ばず相手方から容赦なく慰謝料を取り立てるやり方によって、他の弁護士たちに通称“スパイダー（毒グモ）”と呼ばれている美雲の意志の強さを象徴するようなデザイン。真っ赤なスーツを身にまとった美雲の力強い眼差しが印象的で、背景には悪を絡め取る蜘蛛の糸が広がっている。美雲の後ろには、豊富なIT系知識を駆使して美雲をサポートするパラリーガル・池本純（樋口幸平）と、美雲が信頼を置く潜入調査が得意なフリーランスの調査員・伊原麻衣香（渋谷凪咲）の姿も。

　また、美雲が離婚弁護に力を入れるきっかけとなったキーパーソンの弁護士で元夫の達也は、1人影を背負い謎めいた雰囲気で3人とは異なる方向に視線を向けている。結婚式直前に達也の“浮気”が発覚したことが原因で、式を挙げた直後に離婚した過去がある2人。物語の中で関係がどのように展開していくのかを想像させるようなビジュアルになっている。

　第1話のテーマは、夫婦間の「モラハラ（モラルハラスメント）」。モラハラとは道徳や倫理に反する嫌がらせ行為のことで、精神的DVとも呼ばれている。ゲスト出演する市川は、大手企業に勤めるパーフェクトな夫から陰でモラハラを受ける妻・高遠真奈（たかとお・まな）役。外面は良いが裏では妻や幼い息子に対して常に“パーフェクト”を求めるモラハラ夫・高遠亮介（たかとお・りょうすけ）を芝が演じる。また、真奈の弁護を担当することになった美雲と対峙（たいじ）する亮介の弁護士・園田役を、ビビるが演じる。

　第2話のテーマは「経済的DV」。経済的DVとは、自由に使えるお金を渡さない、過度な倹約の強要など経済的に相手を追い詰める行為。現金を持たせてもらえず日々の生活で過度な倹約を強要される妻・清川恵美（きよかわ・めぐみ）役を谷村が、夫婦の共同貯蓄も独断で管理し、妻をコントロールしようとする経済的DV夫・清川健司（きよかわ・けんじ）役を飛永が演じる。

　続く第3話では「不倫」がテーマ。結婚当初から表面的には優しいが自分に無関心な夫に違和感を持ち、不倫を疑う妻・仲郷詩織（なかごう・しおり）役を佐藤が、元バスケットボール選手で結婚後も女性にモテている夫・仲郷正樹（なかごう・まさき）を佐伯が演じる。さらに正樹が通うスポーツジムのインストラクター・秋本雪也（あきもと・ゆきや）役を小林が演じる。

　そして第4話は、近年日本でも取り入れる著名人が増加し話題の「婚前契約」がテーマ。婚前契約とは、結婚後の生活や離婚の際のトラブルを防ぎ、幸せな結婚生活を送ることを目的として結婚前に交わす契約のこと。2人の幸せのために交わしたはずの契約に日常生活をすべて縛られ苦しむ妻・桝岡千夏（ますおか・ちなつ）を逢沢が、夫婦の在り方だけでなく交友関係や1日のルーティーンまで、婚前契約を掲げて妻のあらゆる行動を制限する夫・桝岡正行（ますおか・まさゆき）を林田が演じる。

　また第4話からは、達也の母・一ノ瀬京子（いちのせ・きょうこ）役で田島が出演する。息子・達也とその元妻である美雲にどのように関わっていくのかも注目だ。