菅田将暉、主演映画の撮影前日にハプニング 緊張のあまり「奥歯が割れて…」
俳優の菅田将暉が10日、都内で行われた主演映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)のジャパンプレミアに出席。本作の撮影に対して強い緊張感を抱いていたと告白した。
黒沢清監督と初タッグを組んだ映画『Cloud クラウド』
俳優の菅田将暉が10日、都内で行われた主演映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)のジャパンプレミアに出席。本作の撮影に対して強い緊張感を抱いていたと告白した。
この日は映画にちなんで「気がつけば……」というお題でフリップトークをすることに。転売ヤーの悪人・吉井を演じた菅田は「緊張」と書いたフリップを示し、「この映画の前日に、『俺、こんな緊張してたんだ……!』と思ったのが、サツマイモの皮をピーラーで剥いてたら、親指をバッ! といっちゃって。肉ごといっちゃって」と告白。
次いで「『わ~! 明日(映画の撮影の)インなのにどうしよ……!』と思って、『落ち着こう、落ち着こう』と思ってたら、奥歯が割れて。飯食いながら。すごいかみ締めてたんでしょうね。力、入ってたんでしょうね。そのまま歯医者行って、明日イン、みたいな」と壮絶な舞台裏を明かした。
さらに撮影地の福島で「途中一回、ヒゲを半分落としちゃったり、みたいな」と第二の告白。「何ミリと付けるアジャスター(剃り具合をミリ単位で調整するカミソリのパーツ)でやってたのが、ある日それを付け忘れて(ヒゲを全部)ジュッといっちゃって(笑)。俺、緊張してたんだな」と振り返った。
また、吉井に雇われたアルバイトの青年・佐野役を演じた奥平大兼も「今回キャストの皆さんの中で僕がたぶん一番歳が低くて、最初、正直バッキバキ緊張していた」と告白。「クランクイン3日目に、物語で言うと最後のシーンを撮っていたときがあったんですけど、そのシーンがあまりにも緊張しすぎて、心臓がすごいバクバクいってて。終わった後に録音部さんに『心臓バクバクだったね』と言われた。聞こえるくらいバクバクになってて。それはちょっと恥ずかしかった」と振り返った。
同イベントには古川琴音、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、黒沢清監督も出席した。
同作は、黒沢氏が監督・脚本を務めたサスペンス・スリラー。実体のないインターネットサービス「クラウド」を題材に、見えない悪意ガ暴走する現代社会の恐怖を描く。第97回アカデミー賞にて、国際長編映画賞の日本代表作品に選出されている。