3年半で70匹を里親のもとに…保護犬ボランティアの薬学生がミスコン応募「活動を知ってもらうため」

全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める全国版ミスキャンパス『ミスユニバーシティ2024』が、9月23日に都内で開催される。ベストオブミス運営による同大会は、今年で6回目。全国の地区大会で選出された14人のファイナリストたちが、グランプリを目指す。ENCOUNTでは、大会を目前に控えたファイナリスト全員をインタビュー。今回は北海道代表で北海道医療大5年の夏目葵さん(なつめ・あおい)さんを紹介する。

「ミスユニバーシティ2024」北海道代表・夏目葵さん(北海道医療大)【写真:舛元清香】
「ミスユニバーシティ2024」北海道代表・夏目葵さん(北海道医療大)【写真:舛元清香】

「ミスユニバーシティ2024」ファイナリスト 北海道代表・夏目葵さん

 全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める全国版ミスキャンパス『ミスユニバーシティ2024』が、9月23日に都内で開催される。ベストオブミス運営による同大会は、今年で6回目。全国の地区大会で選出された14人のファイナリストたちが、グランプリを目指す。ENCOUNTでは、大会を目前に控えたファイナリスト全員をインタビュー。今回は北海道代表で北海道医療大5年の夏目葵さん(なつめ・あおい)さんを紹介する。

――自己紹介をお願いします。

「北海道代表の夏目葵です。母が看護師で子どもの頃から医療の現場を身近に感じていて、私は薬剤師、在宅医療に興味があり、北海道医療大で学んでいます」

――ミスユニバーシティに応募したきっかけは。

「ベストオブミスの北海道事務局の方に『こういう大会があるから出てみませんか』とお声を掛けていただいたのがきっかけです。初めは大学の試験と重なっていて迷いましたが、保護犬ボランティアをやっていて、たくさんの人に知っていただく機会ととらえて参加を決めました」

――保護犬ボランティアについて教えてください。

「始めたのは、コロナ禍で犬の里親募集のネット掲示板を見たことがきっかけです。幼い頃から飼っていた3匹の犬が高齢で亡くなり、ペットロスになっていたところで、札幌から車で6時間かけて道東にある牛舎に向かいました。すると、敷地には野良犬がたくさんいて、そこで生まれたたくさんの子犬が牛舎に住みついていました。それを見た時、『里親になるだけじゃなくて、里親募集もやらないといけない』と思い、母と親せきの3人でボランティアを始めました。始めて3年半経ちますが、現在までに70匹くらいの犬の里親を見つけました。里親さんから成長した犬の元気な写真を送ってもらったりすると、『やって良かった』と感じます」

――夏目さんの内面的な強みと弱みを教えてください。

「強みは行動力と人前で緊張しないことです。弱みはネガティブになりがちで、すぐにふさぎ込んだり、落ち込んだりしてしまうところです。そのことに向き合った時、『自分のことばかり考えていたからそうなった』と気がつきました。今は保護権活動や医療現場で相手のことを考える時間が多いので、落ち込む暇もないです。なので、『物事は良い方向に考えたら良い方向に進んでいく』と考え方をチェンジしました。私にとっては挑戦している時が楽しいと感じます」

――ミスユニバーシティに挑戦して学んだことは。

「試験と重なって体力的に大変でしたが、ファイナリストの友達もできて、お互いに励まし合ったり、アドバイスし合ったりして切磋琢磨できている環境がすごい楽しいです。挑戦して良かったなって思ってます。

――大会期間中のボディーメイクで頑張ったことは。

「もともと。やせ体質で太りにくい体なので食事面や栄養面には気を遣っています。もう1つは足の筋肉の強化です。今までの人生でヒールを履いて踊ったり、ウォーキングしたりすることがなかったので、苦戦しています。ただ、ジムに通ってトレーニングしたり、普段の歩き方や姿勢にも気をつけて、少しずつは良くなってきたと思います」

――日本大会に向けて、特に頑張って取り組んでいることは。

「ウォーキングとスピーチは特に力を入れています。自宅で練習した動画をチェックしながら修正していく作業が一番大変です」

将来は「薬剤師を目指したい」【写真:舛元清香】
将来は「薬剤師を目指したい」【写真:舛元清香】

将来の夢は「患者さんに寄り添える薬剤師」

――夏目さんの趣味を教えてください。

「アウトドアが大好きです。夏はキャンプに行ったり、湖でSUPとかウォータースポーツを楽しんだり、冬はスノボーをしたり。北海道は自然がいっぱいあるので、年中アウトドアを楽しめます」

――「実は私、こう見えて○○です」という最大のギャップを教えてください。

「実は私、こう見えてめっちゃ体育会系です。見た目はすごくおとなしそうなに見られるのですが、ずっと運動系の部活をやってきたので、体を動かすことが得意なんです」

――将来の夢を教えてください

「患者さんにちゃんと寄り添える薬剤師を目指したいです」

□ミスユニバーシティ 「全国版ミスキャンパス」と銘打ち、全国の大学生、専門学校生の中から日本一を決める大会。「ミスユニバースジャパン」をはじめとする複数ミスコンテストの合同地方代表選考会「ベストオブミス」の予選から、各県大会を勝ち上がった学生のみで競う。全国の大学生、専門学生を対象に次世代のリーダーにふさわしい人物を選出。選考では、外見の美しさに加え、社会性や内面も重視される。テーマは「今できること」

★「ミスユニバーシティ 2024」ファイナリスト(14人)

北海道代表 夏目葵さん(北海道医療大)
宮城代表 横山茅乃さん(jhss日本ヘアセットスクール仙台校)
茨城代表 神谷真衣さん(筑波大)
栃木代表 柚瀬のあさん(日本大)
群馬代表 橋本菜那さん(青山学院大)
埼玉代表 早川千鶴さん(早稲田大)
千葉代表 中村詩梨さん(青山学院大)
東京代表 杉山莉子さん(拓殖大)
神奈川代表 治田千里さん(日本工学院専門学校)
新潟代表 網代和花さん(新潟大)
京都代表 石川芹稜さん(東京女子大)
大阪代表 花山真耶さん(関西外国語大)
兵庫代表 南佳那さん(関西学院大)
鹿児島代表 斎藤奈菜香さん(東京通信大)

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