ex JAYWALK中村耕一、小倉智昭と14年ぶりに再会し気絶寸前「事件以降、ずっと頭から離れない方」

ex JAYWALKの中村耕一が9日、都内で行われた映画『はじまりの日』(10月11日公開)の完成披露舞台あいさつに、ダブル主演の遥海、メガホンをとった日比遊一監督とともに登壇。フリーアナウンサーの小倉智昭がサプライズ登壇した。

舞台あいさつに登壇した小倉智昭(左)とex JAYWALKの中村耕一【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した小倉智昭(左)とex JAYWALKの中村耕一【写真:ENCOUNT編集部】

映画『はじまりの日』の完成披露舞台あいさつ

 ex JAYWALKの中村耕一が9日、都内で行われた映画『はじまりの日』(10月11日公開)の完成披露舞台あいさつに、ダブル主演の遥海、メガホンをとった日比遊一監督とともに登壇。フリーアナウンサーの小倉智昭がサプライズ登壇した。

 本作は従来のミュージカル映画とは一線を画す、フィルム撮影にこだわった抒情的な映像と魂の歌声で紡ぐ大人のための音楽ファンタジー。かつて一世を風靡したロックスターと、未来の歌姫という世代を超えたコントラストの中で描かれるのは、再び光を放つことへの優しい視線と自信を小さな一歩へ変える勇気。そして脇を固める実力派の俳優陣が物語をさらに味わい深いものに導く。

 73歳にして本作で初演技に挑んだ中村は、舞台あいさつに登壇するのも今回が初めてだそうで「(舞台あいさつは)テレビでしか見たことがなくて何をしゃべっていいのか分からないんですけど…頑張ります」と緊張した面持ちであいさつ。

 また、本作の出演オファーを3度断ったそうで、中村は「単純に演技はできない。バンド(J-WALK)をやっていたときに、新曲のPVで演技をしてと言われても『無理、無理』と断って、1回やったことがあるんですけど、あとで見るとすごく大根(役者)で、それで断りました」と打ち明け、4回目のオファー時に日比監督が第一声で「せりふをなくしました」と言ったそうで、中村は「もうひとつ、『耕一さんには演技を要求していません。カメラの前で素でいてください。指示は僕が出しますので演技は絶対にしないでください』って言われて、演技をしなくていいんだって思って(笑)。それと僕にとっては歌がすべてなので、この奇跡に近いこの体験がいい形で歌に還ればいいなという期待が生まれて受けました」と告白した。

 さらに、同イベントの客席には小倉の姿もあったが、中村は2010年3月に覚醒剤取締法違反で逮捕されて以降、小倉と連絡も取れず、会っていなかったことを明かし「事件以降、ずっと頭から離れない方が楽屋に着いたらいらっしゃって気絶しそうになりました」と目を丸くし、ステージに呼び込まれた小倉は「14年ぶりです。ずっと気になっていて、1度、封書で手紙をもらったんですけど、それにも返事を出せずで、彼が主役の映画ができる、その試写会が今日あるっていうから、このチャンスを逃しちゃダメだなと思ってお邪魔いたしました」と来場した理由を告白。

 加えて、小倉は「彼は飯を食っていてもほとんどしゃべらない。僕が一方的にしゃべるんですよね。そんな男に映画の主役ができるのかっていう。あの事件で人間が変わってしまったんじゃないかと思いました」とコメントして会場の笑いを誘い、中村が「変わりました」と答えると、小倉は「でもいいほうに変わったよね。『とくダネ!』をやっていたときにその一報が入って“うそだろ!”と思いましたが、僕はJ-WALKの歌が本当に好きで、中村耕一の声と歌が本当に好き。これをきっかけに、映画を見た人が中村耕一という男の歌をもう一度聞きたいと絶対思うはずだから、僕も楽しみにしています」と期待を寄せた。

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