俳優の橋本環奈がヒロイン・米田結（よねだ・ゆい）を演じる、30日スタートの2024年度後期NHK連続テレビ小説『おむすび』（月～土曜午前8時）の初週完成会見が9日、東京・渋谷のNHKで行われた。本作の撮影を通して見つけたギャルの魅力について語った。

　物語は“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、縁・人・時代など目には見えない大切なものを結んでいく平成青春グラフィティー。

　完成した初週の映像を確認したという橋本は「今年の3月ぐらいから撮影を始めて、今も絶賛撮影中なんですけど、やっぱりバラバラで撮っているので、出来上がりを見てちょっと感動したというか、本当に1週目が始まるんだなって」と感慨深げに話すと、「朝ドラは初めてなので、この15分刻みでつながっているのを見て、当たり前ですけどすごく朝ドラだなと思って感動しました」としみじみと語った。

　また、今作では平成ギャルが登場することから、「今までの朝ドラと全然違って、本当にギャルが出てきたよという、すごくポップで明るい朝を届けられるんじゃないかな」とアピールした。

　そんなギャルの印象について、「学生の頃とか、周りは割とギャルとかファッションに興味がある子がすごく多くて、できるだけスカートを短くしたりしている子もいました。でも私、あんまり興味がなくて、通ってこなかった道です」と、なじみはなかったという。

　もっとも、今作で平成ギャルに挑戦した結果、「みんなギャルって見た目に重きを置いているイメージがあると思うんですけど、ギャルは心意気だなと思っていて、ギャルマインドと呼ばれる、好きなことを貫く姿勢とかがまっすぐだなってすごく感じています。その潔さみたいなものが、かっこよさにつながる」と心構えに魅力を感じたと明かした。

　ネイル、つけまつ毛、金髪ウィッグをつけたギャルメイクは「見た目でも面白いシーンが今後も出てくる」とアピールしつつ、「全体を通してギャルの気持ちみたいなものを学んで、そうなれたらいいなと思いました。私もギャルの気持ちでいたら、きっと人生楽しいだろうなって。その気持ちでいたいなと思いました」と笑顔を弾けさせた。

　会見には橋本のほか、結の姉・米田歩を演じる仲里依紗、母・米田愛子を演じる麻生久美子、父・米田聖人を演じる北村有起哉、制作統括の宇佐川隆史氏も出席した。