Snow Man深澤辰哉、大人の恋愛ドラマでフジ木曜劇場初出演「本当にびっくり」 田中圭は4年ぶり

俳優の松本若菜が主演を務める10月17日から放送のフジテレビ系連続ドラマ『わたしの宝物』(木曜午後10時)。明かされていなかった男性キャスト2人は、田中圭、Snow Man深澤辰哉だったことが9日に発表された。

ドラマ『わたしの宝物』に出演する(左から)田中圭、松本若菜、Snow Manの深澤辰哉【写真:(C)フジテレビ】
ドラマ『わたしの宝物』に出演する(左から)田中圭、松本若菜、Snow Manの深澤辰哉【写真:(C)フジテレビ】

『わたしの宝物』主演は松本若菜

 俳優の松本若菜が主演を務める10月17日から放送のフジテレビ系連続ドラマ『わたしの宝物』(木曜午後10時)。明かされていなかった男性キャスト2人は、田中圭、Snow Man深澤辰哉だったことが9日に発表された。

 本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマ。

 8月30日に解禁された本作のイメージビジュアルでは、松本演じる主人公・神崎美羽(かんざき・みわ)の他、2人の男性のシルエットだけが明かされ、「このキャラクターを演じるのは誰?」と、SNSを中心に大きな話題を呼んでいた。そんなイメージビジュアルの全貌が公開され、謎に包まれていた男性キャラクターが、田中と深澤であることが明らかに。

 田中が演じるのは、主人公・美羽の夫・神崎宏樹(かんざき・ひろき)。大手商社に勤める優秀な会社員で、人当たりがよく部下からも慕われる存在だ。しかし、外向きには“理想の夫”を演じる一方で、家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている。かつては美羽のことを愛していたが、仕事に忙殺されていく中で心がすれ違っていき、彼女に無関心になってしまった。次第に宏樹は美羽への厳しい言動に歯止めがかけられなくなっていき、子どもを見据えて家庭に入ったはずの美羽はかごの中の鳥状態に。そんな生活が続いたある日、宏樹のある行動がきっかけで、美羽は中学時代の幼なじみ・冬月稜(ふゆつき・りょう)と一夜を共にしてしまい、彼の子どもを宿す。そして、冬月との子どもを、宏樹の子と偽って産んで育てる「托卵」という決断を下すことに。しかし、そんな宏樹の心にも暗い影が。田中は木曜劇場『アンサング・シンデレラ』(2020年7月期)以来、約4年ぶりの出演。松本とは配信ドラマ『死神さん2』(Hulu/2022年)以来の共演となる。

 深澤が演じるのは、美羽の中学生の頃の幼なじみ・冬月稜。優しく面倒見の良い性格で、彼女が辛い思いをしていると必ず現れて寄り添ってくれる、美羽にとって心のより所のような存在だった。その数十年後、フェアトレードの会社の経営者となってからも温かな性格は変わらず、再び美羽と巡り会うと、傷ついた彼女の心にぬくもりを与える存在になった。学生時代からお互いに想いを寄せていた2人は、「心のつながりだけで十分」と決して一線を超えることはなかったが、やがて美羽に起きたある出来事によって一夜だけ関係を持ってしまい、数奇な運命に巻き込まれることに。

 深澤は、『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』(2020年)、『おそ松さん』(2022年)に出演したほか、『今日からヒットマン』(テレビ朝日系/2023年10月期)、『春になったら』(関西テレビ・フジテレビ系/2024年1月期)で、2クール連続で連ドラ出演を果たしている。松本と田中とは今作で初共演。そして木曜劇場には、今作で初出演となる。

深澤辰哉、台本を読んだ感想は「率直に、ラブだなと思いました」

 以下、田中、深澤、ドラマプロデューサー・三竿玲子氏のコメント全文。

〇田中圭

――今作のオファーを受けた時の思いをお聞かせください。

「第一印象は、“難しいドラマが始まる”と思いました。托卵という題材は、聞いたことがあり、想像ができないことではありませんが、自分と離れたところにあるテーマのお話だったので、その世界を生きる感覚みたいなものがピンときていませんでした。だからこそ、自分があまり触れたことのない世界を生きることへのワクワク感がありました」

――台本を読んだ感想をお聞かせください。

「すごく面白かったです。よく練られているお話だなと思いましたし、ハラハラドキドキの展開で続きがどうなるのだろうと思いながら読み進めていました。ただ、思った以上に、僕の役が嫌な役で…(笑)。そして、演じるのがとても難しい役どころだと感じました」

――宏樹を演じるにあたって、心がけようとしていることをお聞かせください。

「今回に限らず、作品を見ていただく上で、役に感情移入できるような作品ができたらいいなと思っています。宏樹は僕自身も理解できない部分が多かったり、“ひどい!”と感じるところもたくさんある役です。それでも、つい宏樹の気持ちがわかってしまうような、そういう人間くさい役に最終的に落とし込めたらいいなと思っています」

――ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

「僕自身、まだ台本をすべて読んでいるわけではないので、“この先どうなるのだろう!”とドキドキワクワクしている最中です。視聴者の皆さんにも、ハラハラドキドキしながら、そして自分の身に置き換えた時に、“もしかしたらこんなことが起きるかもしれない…!”なんて思っていただけるような、遠いようで身近な、そんなドラマにしたいと思います。ぜひ楽しみに待っていてください!」

〇深澤辰哉(Snow Man)

――今作のオファーを受けた時の思いをお聞かせください。

「この作品は、ちょっと危険な香りがする大人の恋愛ドラマということで、まさか自分にこういう作品の役のオファーがくるとは思わず、本当にびっくりしました。ですが、こういったドラマに参加させていただくことで、自分の新たな一面も見つけたいと思いますし、この作品を本当にたくさんの人に見ていただいて、何かを感じていただけたらと思います。まだ冬月という役をつかみきれていない部分もあるのですが、皆さんと一緒にいい作品を作り上げていけたらいいなと思います」

――台本を読んだ感想をお聞かせください。

「率直に、ラブだなと思いました。中学時代の幼なじみだった美羽とまた出会って、そこからの展開が、キュンキュンもするし、“大丈夫か…!?”と不安にもなるし、そういう感情の狭間でお芝居をしていくことが多いので、そこをどう表現していくかを考えることが楽しいです。いろいろな人と考えていきながら、冬月という役を作り上げていけたらと思います」

――ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

「僕自身初めて、こういうちょっと刺激的で、ハラハラするようなラブストーリーに出演します。1話ごとの終わり方も“え、どうなるんだろう!”と、次をどんどん見たくなるような作品になっているので、たくさんの人たちに見ていただけたらと思います。一生懸命がんばりますので、ぜひ見てください!」

〇プロデューサー・三竿玲子氏(フジテレビ編成総局・ドラマ制作部)

「この物語を考えているときに、神崎宏樹という役は、振り幅が大きく、難しい役だと私自身も感じていました。主人公・美羽に過度のストレスを与えるため、嫌われてしまう可能性もある役どころですが、宏樹にも抱えているものがある…。そんな彼の背景も含め、一人の人間としてリアルに演じてもらえる方にお願いしたいと思った時に、田中圭さんしかいないと思いました。とても難しい役ですが、田中さんの確かなお芝居の力を借りて、宏樹という役の厚みが出せたらいいなと思います。また、私は、田中さんの切ない表情のお芝居がとても好きなので、このドラマでもそんな表情を見せてくださるのを楽しみにしています。

 深澤さんは、バラエティなどでよく拝見していて、明るさと、にじみ出る優しさが魅力的な方だなと思っていました。冬月は、中学生時代、主人公・美羽がつらいときに寄り添ってくれる温かい人。それは、再会した現代でも変わらず、苦しい美羽の心を救ってくれます。深澤さんの明るく優しい雰囲気はそんな冬月役にぴったりだと思いました。いくつかお芝居の作品も見させていただいていますが、演じる役の役割を理解して、いい距離感で演じられる方だと思うので、冬月と美羽の繊細な関係性をうまく表現してくださると思います。ご本人も“新境地”とおっしゃる挑戦的な役でもあるので、深澤さんにしかできない冬月を楽しみにしています」

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