土用丑の日に食べたい「ウナギ」料理は? 地域別で明らかになった“風習”とは
栄養価が高く、スタミナ食材としても知られるウナギ。「土用の丑の日」は特に、食卓に並ぶことも多いだろう。LINEリサーチでは、日本全国の15~59歳の男女を対象に、「土用の丑の日に食べるもの」について地域別に調査を実施。ウナギのほかに何を食べているのかも、明らかになった。
「土用の丑の日にちなんで何かを食べるか」の質問に、4割が「食べる」と回答
栄養価が高く、スタミナ食材としても知られるウナギ。「土用の丑の日」は特に、食卓に並ぶことも多いだろう。LINEリサーチでは、日本全国の15~59歳の男女を対象に、「土用の丑の日に食べるもの」について地域別に調査を実施。ウナギのほかに何を食べているのかも、明らかになった。
調査では、「土用の丑の日にちなんで何かを食べるか」と質問したところ、全体で約4割は「食べる」と回答。地域別で見ると、東北、中部、近畿、四国では約5割と比較的高く、北海道、九州は4割弱と他の地域に比べてやや少ない傾向だった。年代別では、50代が「食べる」割合が最も多く5割以上。特に50代女性の「食べる」割合は6割弱と、他の年代に比べて高い傾向が見られた。
また、土用の丑の日に食べる料理については、ウナギ関連のメニューが最も多く、1位は「うな重・うな丼」で全体で約7割という結果に。細かく見ていくと、地域によって割合に少し差が生じ、「うな重・うな丼」は関東、近畿では割合が高く7割以上、また東北、四国も約7割となった。一方で、北海道では約5割にとどまった。
その他の料理を見てみると、「うな重・うな丼以外のウナギ料理(うざく、うまきなど)」では北海道、中部で割合が高い傾向が見られた。また北海道では「うどん」も他の地域よりも高い傾向が見られ、他の地域ではランク外だった「すいか」も5位にランクインした。
京都や金沢を中心に“土用の入り日”に食べる風習のある「土用もち(土用に食べる「あんころ餅」)」は、近畿地方のみ3位にランクイン。また、夏バテ解消になるといわれている「土用しじみ」は、中国、四国で4位にランクインするという結果となった。