RIZIN、ドクター3人出席の異例会見は71分 ドーピング検査結果に罰則強化など姿勢を表明

格闘技イベント「RIZIN」が5日、都内で会見を開いた。榊原信行CEO、同イベント医療部部長・諌山和男氏、副部長の川口慶氏、金成道氏が登壇。ドクター3人が出席する異例の会見は1時間11分行われた。

榊原信行CEO(左から2人目)とドクター3人が出席【写真:山口比佐夫】
榊原信行CEO(左から2人目)とドクター3人が出席【写真:山口比佐夫】

午後6時ちょうどにスタート

 格闘技イベント「RIZIN」が5日、都内で会見を開いた。榊原信行CEO、同イベント医療部部長・諌山和男氏、副部長の川口慶氏、金成道氏が登壇。ドクター3人が出席する異例の会見は1時間11分行われた。

 平本蓮を巡っては7月28日に行われた格闘技イベント「超RIZIN.3」で朝倉に勝利した試合において、ステロイドを使用していたとする真偽不明の音声データがSNS上で拡散。先月28日には格闘家の赤沢幸典が自身のXで平本にドーピングの使用方法などを指南したと告白し、波紋が広がっていた。

 平本は2日に弁護士2人を伴って会見。疑惑については「一切使用していない」と全面否定。音声データについては相手に「話を合わせた」などと説明していた。

 否定会見から3日後に行われた今回の会見は午後6時ちょうどにスタート。朝倉、平本の両者の検査結果が陰性であることやRIZINとして今後のドーピングへの意識改革、罰則の強化や榊原CEOから発表された。また同席したドクターは、RIZINで行っているドーピング検査についてキットを使い、“実演”しながら説明した。ドーピング検査の項目など専門的な分野の話を補足していた。

 他にも平本がサプリを購入したことについて榊原CEOは「入手していた時点でルールによってはアウト。猛省してほしい」と苦言。ドクターは平本が個人で行った注射行為について「ちょっと信じられない」と言葉を失っていた。

 また今後について「(野球やサッカーなど)プロスポーツのドーピングポリシーを徹底的に研究し学びたいと思う。僕らが学んで格闘技界にフィードバックする」とも語っていた。

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