50歳になった元SMAP森且行、両足に麻痺が残ってもオートレーサーを続ける理由「まだ挑戦したいことが」

元SMAPメンバーのオートレーサー・森且行(50)の生きざまに迫ったドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』(穂坂友紀監督)が、11月29日に全国公開されることが5日、分かった。企画・制作のTBSテレビ報道局が発表した。同作は、昨年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』を基に大幅な追加撮影映像を交え、再編集。TBSテレビ報道局は「全く新しい内容」としている。

50歳になった森且行【写真:(C)TBS】
50歳になった森且行【写真:(C)TBS】

11月29日、ドキュメンタリー映画公開

 元SMAPメンバーのオートレーサー・森且行(50)の生きざまに迫ったドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』(穂坂友紀監督)が、11月29日に全国公開されることが5日、分かった。企画・制作のTBSテレビ報道局が発表した。同作は、昨年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』を基に大幅な追加撮影映像を交え、再編集。TBSテレビ報道局は「全く新しい内容」としている。

 1996年、森はSMAPを脱退。幼少の頃から抱いていた夢をかなえるべく、22歳でオートレーサーに転身した。24年後の2020年11月3日、悲願の日本選手権初優勝を果たした。SMAPは16年末で解散していたが、他の元メンバー5人はそれぞれのスタイルで祝福コメントを発表した。

 だが、その82日後、森はレース中に落車。命が危ぶまれるほどの重傷を負ってしまった。レース復帰までは2年の月日を要した。幾度の手術と懸命のリハビリ。その日々の中、森は何を思い、何を支えにしていたのか。命や選手生命を脅かす程のケガを負っても、走ることは止めなかった。彼を突き動かすものは何なのか。50歳を迎えた今、森は何を思うのか……。

 同作では、3年を懸けて病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラを回し、肉親やレーサー仲間、担当医、本人へのロングインタビューを重ねているという。穂坂監督はテレビ番組での取材をきっかけに、森の生きざまにほれ込んだといい、「時に大きすぎる夢を公言し、達成するまで自分を追い込み続けるその生き方に惚れて、この3年カメラを回し続けました」と明かした。

 ケガの影響で両足に麻痺を抱える森自身は「僕は28年前、芸能界のステージではなく、オートレースの世界で生きていくと決めました。足に麻痺が残ってしまったけれど、このオーバルで挑戦したいことがまだまだあります。もう50歳ではなく、まだまだ50歳」とコメント。その上で「僕が闘う理由(わけ)をこの映画を通して感じてもらえたらと思います」と話している。

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