鈴木奈穂子アナ、沈痛な“朝ドラ受け” 被ばく者の苦悩に「言葉がないです」

NHKの『あさイチ』(月~金曜午前8時15分)でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが5日、恒例の朝ドラ受けを展開した。この日放送された『虎に翼』(月~土曜午前8時)の第114回では、のどか(尾碕真花)の態度に怒り、蹴飛ばして家を飛び出した優未(毎田暖乃)のその後と原爆裁判の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が上京してきた様子が描かれた。『あさイチ』では被爆者の過酷な状況に鈴木アナが「言葉がないです」と沈痛な表情を見せていた。

鈴木奈穂子アナ【写真:ENCOUNT編集部】
鈴木奈穂子アナ【写真:ENCOUNT編集部】

ゲストには“直道”上川周作が登場

 NHKの『あさイチ』(月~金曜午前8時15分)でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが5日、恒例の朝ドラ受けを展開した。この日放送された『虎に翼』(月~土曜午前8時)の第114回では、のどか(尾碕真花)の態度に怒り、蹴飛ばして家を飛び出した優未(毎田暖乃)のその後と原爆裁判の原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が上京してきた様子が描かれた。『あさイチ』では被爆者の過酷な状況に鈴木アナが「言葉がないです」と沈痛な表情を見せていた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第114回では、家を飛び出した優未は、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)の事務所に行っていたことが明らかに。そこで轟の交際相手・遠藤(和田正人)から、怒ってもいいが、口や手を出したら相手との関係や状況が変わる。その変化の責任は優未が背負わなければならないと教えられる様子が描かれた。迎えに来た主人公・寅子(伊藤沙莉)と優未が家に戻ると、先にのどかが謝り、優未も謝り2人は和解した。

 その後、物語は原爆裁判に。原告の吉田は法廷に立つつもりで広島から上京したが「傷つかないなんて無理だ」と言うよねの言葉に、吉田は「苦しさを伝えたい」としたが「ごめんなさい」と、結局、当事者尋問は取りやめに。ただ吉田の思いは手紙にしたためられ、法廷で轟が読んだ。手紙には「体が燃えて皮膚はボロボロになり」「娘を産んだ際、原爆で乳腺が焼けて乳をやれず」など広島で被ばくしたつらく過酷な体験が記されていた。最後は「ただ人並に扱われて穏やかに暮らしたい……助けを求める相手は国以外に誰がいるのでしょうか」と、吉田の悲痛な思いが読み上げられた。

『あさイチ』では、大吉が「判決は明日かな」と切り出すと、鈴木アナが「言葉がないです」と、被ばく者のつらい、苦しい状況に思いをはせ、沈痛な表情で語った。華丸が「すごい昔のことのようですが、僕らにしてみれば生まれる8年前ぐらい」と語ると、鈴木アナは「そう考えるとそんなに昔のことではないんですよね。いや~」と、しみじみと語った。

 その後、大吉が「明日どんな判決が出るのか。おれには分からん」、華丸が「今日は何でも分かる人」と言うと、鈴木アナがゲストを紹介。『虎に翼』で寅子の兄・直道を演じた俳優・上川周作が紹介された。上川は、劇中、直道がよく言っていた「おれには分かる」と言って、慌てて眼鏡をかけて登場した。

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