俳優の田中圭が4日、都内で行われた映画『あの人が消えた』（9月20日公開、水野格監督）の完成披露上映会に出席。ともに登壇した高橋文哉との胸キュンエピソードを語る場面があった。

　同作で主演を務めた高橋は、撮影に臨む前の心境を聞かれると「ドキドキしていました」と吐露し、「このすてきなキャスト、スタッフの中で真ん中に立たせていただくってのは、今でも気が引けます。いろいろな人と撮影でご一緒する中で、当たって砕けて、エネルギーをもらいながら撮影していました。この日を迎えられてよかったです」としみじみ。

　先輩・田中の背中には「安心感がありました」とのことで、これを聞いた田中は「そうでしょう！　ありがとう」と喜んだ。田中が同作への出演を決めた理由は、高橋が主演を務めたからだそう。田中は、出演を決めた理由を「あるパーソナルトレーナーがいるジムがあって。そこに文哉がいたんです。“若いからジムなんて行っちゃダメだよ！”って怒ったんです。早いよって。文哉は『圭さんみたいな身体になりたくて通っているんです』と言って。それでズキュン」と明かし、「それからかわいくて、贔屓にしてました（笑）」と明かした。高橋は「ちゃんとジムには1回も行ってません」と言い、田中からの言いつけを守っていた。

　また、田中はコメディーだと思って台本を読んでいたそうで、現場には明るい雰囲気で入ろうとしたという。しかし「思っていた以上にちゃんとピリピリしている現場だったんですよ」と目を丸くし、「“ははは！”って現場かと思ったら、ちゃんと『はい、もう1回』って。“おっはよー！”って感じで入ろうと思っていたけど『おはようございます……』って」と言い、笑わせた。

「次々と人が消える」と噂されるマンションが舞台の同作。配達員4年目のどこか頼りなく冴えない青年・丸子（高橋）は、新たにそのマンションを担当することになった。日々マンションに出入りするなかで、怪しげな住人の「秘密」を知ってしまい、思いも寄らない大事件に巻き込まれていく。

　上映会には、染谷将太、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、水野監督も登壇した。