有罪判決から1年…永山絢斗が契約を継続してくれた事務所から独立「今後は一個人としてお仕事を」

俳優・永山絢斗(35)が2日、開設した自身の公式サイトで所属事務所・パパドゥからの独立を発表した。8月31日をもっての退所としている。永山は昨年9月1日、大麻取締法違反(所持)の罪で懲役6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。同事務所はその後も「弊社所属の俳優として可能な限り支える」とし、契約を継続。だが、1年を経て永山自身が独立を決意する展開になった。

永山絢斗【写真:ENCOUNT編集部】
永山絢斗【写真:ENCOUNT編集部】

事務所・パパドゥは「本人の希望に賛同し」

 俳優・永山絢斗(35)が2日、開設した自身の公式サイトで所属事務所・パパドゥからの独立を発表した。8月31日をもっての退所としている。永山は昨年9月1日、大麻取締法違反(所持)の罪で懲役6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。同事務所はその後も「弊社所属の俳優として可能な限り支える」とし、契約を継続。だが、1年を経て永山自身が独立を決意する展開になった。

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 永山は「マスコミ関係各社の皆様へ」と題し、公式サイトに独立声明の書面を掲載した。

「私、永山絢斗は2024年8月31日をもちまして17年間お世話になりました株式会社パパドゥを離れ、今後は一個人としてお仕事をお受けして参りますことをご報告いたします。一滴の水が川になるかのように、長きに渡って育ててくださった関係各社の皆様、株式会社パパドゥの皆様、本当にありがとうございました。中でも、引き続き今日まで様々な形で個別に応援してくださった多くの皆様には心より感謝いたします」

 その上で「この一年間、皆様からの心のこもったメッセージやお手紙は私の胸に深く深く響き、何度も救われました」と判決後のことに言及し、「このように大きな力を与えていただいた皆様にいつか恩返しができるよう、これからも日々精進して参ります」と誓った。

 パパドゥも同事務所の公式サイトを更新し、「皆さまにご迷惑とご心配をかけた2023年の夏から、早いもので一年以上の年月が過ぎました。絢斗さんにはとても長い時間だったように我々からは思われましたが、この間の絢斗さんは、深く深く反省をしながらも、自分自身を見つめ直す事を忘れず、日々を大切におくっていたようにも見えました。そんな本人の希望に賛同し、弊社からの独立となった次第でございます」と報告した。

 そして、永山のファン、仕事関係者の向けて「お一人お一人に心より御礼を申し上げると共に、引き続き永山絢斗さんへの応援をいただけますよう、我々元スタッフ一同からもお願い申し上げます」。報告が遅れたことについては「台風10号による各地への影響を鑑みて、HPへの掲載、ならびに関係者の皆さまへのご報告を数日遅らせましたことをご了承くださいませ」と説明した。

 永山は2007年、日本テレビ系ドラマ『おじいさん先生』で俳優デビュー。10年、初主演映画『ソフトボーイ』で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞した。兄は俳優の永山竜弥、永山瑛太で、順調に活動を続けていたが、23年6月16日、大麻取締法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕され、7月6日に起訴。出演予定だったNHK大河ドラマ『光る君へ』の降板が決まり、同9月1日には東京地裁から懲役6月、執行猶予3年の判決を言い渡された。

 初公判の際、パパドゥは東京地裁に「(永山を)弊社所属の俳優として可能な限り支える」などと記した書面を提出。釈放後は永山がパパドゥを通じて「本日の判決を真摯に受け取め、犯した罪の重さを向き合うとともに、自分の考えの甘さを猛省し、皆さまを二度と裏切ることのないよう、懸命に生きていきます。本当に申し訳ありませんでした」とコメントしていた。

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