「これだけ多いのは初めて」 スーパーの魚食品から“発見”ネット驚嘆 「自由研究の題材に」の声も
スーパーで買った「ちりめんじゃこ」のパックの中身をよく見ると、“じゃないほうの魚”がいる? 一般的にイワシ類の稚魚を乾燥させた食品だが、子どもと一緒によくよく仕分けをして探してみると、出るわ出るわ。超ミニサイズのカワハギやカニ、イカ、タツノオトシゴまで……。驚異の発見が反響を呼んでいる。
「チリメンモンスター」の名称も
スーパーで買った「ちりめんじゃこ」のパックの中身をよく見ると、“じゃないほうの魚”がいる? 一般的にイワシ類の稚魚を乾燥させた食品だが、子どもと一緒によくよく仕分けをして探してみると、出るわ出るわ。超ミニサイズのカワハギやカニ、イカ、タツノオトシゴまで……。驚異の発見が反響を呼んでいる。
「妻と息子が、ちりめん買ってきたんやけど、ちりめん以外の生物が大量…で木片入ってたばかりでなく、『フグ』みたいなやつ入ってるんですが、これ大丈夫なのか誰か詳しい方教えてください。。」
SNSに驚きの思いをつづったのは、こふん皇子さん(@KinugasA_)。乳幼児の2児を育てる一家のパパだ。見るからにじゃこ以外のものが混じっていたため、「下の子がアレルギー検査がまだなので、一応よけ始めたのが経緯です」という。
極小のエビ、小さなフグの姿も。こふん皇子さんの妻がふるいにかけ、イカを見つけるなど、“家族総出”の探索になった。「謎の魚やハリセンボンみたいなものも見つかりまして、数はツイートしたように大量です(笑)」と苦笑い。混入していた木片は、約1センチの細長いものが1つだけ見つかったとのことだ。
イワシの稚魚以外にもこれだけの魚類が見つかった不思議な光景。「たまに入っているのは見かけたことがありましたが、これだけ多いのは初めてだったので、興奮しました。木片やフグが入っていたので安全衛生的に大丈夫なのかと心配はありましたが、(魚類の種類に)びっくりしました」と、率直な思いを語る。
投稿は約8000件のリポストを集め、閲覧数は2700万回を超える大反響。「もはや水族館でわらう」「こんなにいろいろな種類がいるとは豊かな海で採れたチリメンなんでしょうね」「うちはこれを『当たり』といって喜んで食べてますw」「昔はコレ見つけるの楽しみだったw」「今どきのちりめんにしてはすごく多いね。選別機かけてないのかな」「来年の子ども達の自由研究の題材にしよう」「ちりめんモンスターだ!」など、仰天の声が相次いだ。
「他にも面白いのがないか、子どもと捜索しています」
大阪・岸和田市にある「きしわだ自然資料館」の公式サイトによると、ちりめんじゃこに混じる種類の違う魚について、「原料となるカタクチイワシの稚魚(シラス)を漁獲する際に、さまざまな魚の稚魚やイカ、タコ、カニなどの幼生が混獲されます」と言及。混獲物に名称を付けており、「ちりめんじゃこに混じるモンスターに見立てて、『チリメンモンスター』と呼んでいます」と紹介している。また、食品として加工する過程で機械や人の手によって、「その多くが除去、廃棄されます」と説明している。
一方で、奈良市は小魚食品へのフグ混入の注意喚起を発信。「誤って食べることがないようご注意ください」と呼びかけている。目視で取り除くなど、健康面のリスクを考慮することも留意点になりそうだ。
こふん皇子さんは考古学研究を仕事にしており、普段から知的好奇心と探究心をもって物事に取り組んでいる。身近なものから何かを発見する楽しさ。「単純に好奇心をそそられた感じです。バズったので一応他にも面白いのがないか、子どもと捜索しています。500円程度で子どもと楽しめるものが得られてうれしかったので、皆さんにもおすすめしたいです」と話している。