俳優の本宮泰風が28日、都内で行われた映画『静かなるドン2』（9月13日公開）の完成披露舞台あいさつに登壇した。共演陣とのトークで会場を笑わせた。

　本宮は、舞台上でお笑いトリオ・我が家の坪倉由幸を名指しして「え～っと、坪倉さん、見てもらっていいですか？」とスクリーンに映し出されたタイトルロゴを見ることを要求。すると、自然と観客に背を向ける格好になった坪倉の後頭部の薄毛があらわになり、会場や主演の伊藤健太郎ら共演陣から笑いが。

　本宮も笑いながら「実はですね、坪倉さんって全然ハゲてないんですよ」とボケ。たまらず坪倉が「ハゲてるわ！」と絶叫。それでも本宮はとまらず「メイクの……（加減でわざとハゲている）。本当にお笑いに捧げる精神がすごいな、と思っていて……（実は）全然ハゲてないんですよ！」とボケをかぶせた。

　会場が笑う様を見て坪倉は「コンプラ的に、ハゲで笑わないほうがいいですよ、皆さん」と忠告。しかし発端の本宮は「朝、（坪倉が）車から降りてこられたときに、たぶん……」と笑いをこらえる震え声で「洗いざらしと言いますか、見たんですけど、こんなじゃないんですよ。ちょっと黒々としている。黒々はしていないかな？」と執拗（しつよう）に坪倉の頭頂部をこすり倒し、坪倉が「何が言いたいんですか？　ちょっとブッ飛ばそうかな、あの人」と口撃。本宮は大笑いしながら坪倉の話を聞き、「素晴らしい頭をお持ちで（笑）」と強引に締めくくった。

　また、本宮との共演シーンが多かったという山中柔太朗は「泰風さんって、コーラ以外飲まなくないじゃないですか？」と暴露。続けて「絶対（コーラを）持ってるんですよ、ずっと。好きなんですか？　お水飲まないんですか？」と疑問をぶつけると、本宮は「（水を）けっこう飲む……飲まないな」と照れ笑いを浮かべた。

　同舞台あいさつには、深水元基、三宅弘城、藤井アキト、鳴瀬監督も出席した。

　同作は、新田たつおによる累計発行部数4600万部を超える同名任侠漫画の実写版（前後編）。鳴瀬聖人が監督を務め、前作の監督・山口健人が脚本を担当。ヤクザを嫌いなヤクザ・近藤静也（伊藤）が奮闘する様を描く。