障がいある人の大河出演を「当たり前に」 『光る君へ』“須麻流”DAIKI「本当に幸せな1年でした」

ダンサーで俳優のDAIKIが25日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で、ユースケ・サンタマリア演じる安倍晴明の従者・須麻流を演じ切った思いなどを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。

須麻流を演じるDAIKI【写真:(C)NHK】
須麻流を演じるDAIKI【写真:(C)NHK】

DAIKIが式神説も浮上した安倍晴明の従者・須麻流を熱演

 ダンサーで俳優のDAIKIが25日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で、ユースケ・サンタマリア演じる安倍晴明の従者・須麻流を演じ切った思いなどを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。

「最後の最後で本当に泣いちゃいました。本当に最後っていう気持ちが一番、やはり気持ちを乗せられるなと思って。この1年、温かいスタッフのテクニカルの皆さんとユースケ・サンタマリアさんと過ごした日々を思い返しながら……かける思いがやはり僕なりにすごく強く持っていて、大河ドラマ史上、障がいのある俳優というか、人が初に挑戦するということをお聞きして、僕もそういう所に出てナチュラルにしていきたいというか、啓発的な番組だけじゃなくて、僕が大好きで俳優をやっているし、表現することが大好きでここにいさせていただいているので、そういう光景を当たり前に次の世代、その次の世代にしていきたいという一歩目を踏めたということが本当に幸せで。なので、今回も挑戦する気持ちで毎回来ていて、気付いたら1年間たっちゃったみたいな感じで。でも本当に幸せな1年でした」

 須麻流についての思いも紹介した。

「なんか、分かんないですけど自分でも最後まで正直。ただ、ある意味僕だからこそ任せていただいているというのを日に日に感じるようになって。それはなぜかというと、式神説があったりとか、安倍晴明にしか見えていない説があったりとか、ほかの共演者の方々と最後まで目が1回も合っていないんですよね。それを自分の周りの見てくれている方とか応援してくれている方々が『なんかすごく気になる』と言ってくれているんですよ。でも、それを僕のこの体で僕なりの表現力だからこそ、すごくいろんなことを考えさせるというか、というのを楽しんでもらえるのは僕だからこそできるのかなという、すごい自信が最初に芽生えて、役をいただいた時に。そこはずっとハッキリ『こうだよ』とか『人間だよ』とかは分からないですけど、言わずに自分のイメージを作り過ぎず、とりあえずユースケさんが演じる晴明の親友でもあり従者でもありっていう役をずっとイメージをして最後まで臨もうというか。結局、最後、親友としての気持ちが強いみたいな感覚でしたけど、あのシーンは。それでやってきたというところは大きいですかね」

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