俳優の神木隆之介が主演を務める10月スタートのTBS系連続ドラマ『海に眠るダイヤモンド』（日曜午後9時）に國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさしが出演することが25日、発表された。

　本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語だ。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントだ。

　主演は民放連続ドラマでの主演は13年ぶり、日曜劇場初主演の神木。端島の炭鉱員の家で生まれ育った明るくまっすぐな主人公・鉄平を演じる。そのほか、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳らの出演も既に発表されている。

　そして、新たに5人の出演者が解禁となった。神木演じる鉄平と斎藤演じる進平の父・一平を演じるのは國村。一平は気が短くけんかっ早いが、皆を束ねるベテラン炭鉱員で職員として端島に戻ってきてしまった鉄平と衝突する。鉄平と進平の母・ハルを演じるのは中嶋だ。頑固な一平を叱り飛ばしながら、息子たちの良き理解者として寄り添い支えている。

　また、清水演じる賢将の父で、鷹羽鉱業の幹部職員・辰雄を沢村が演じる。辰雄は賢将が小学生の頃に、東京からの転勤で越してきて、現在は賢将と2人で暮らす父子家庭だ。土屋演じる百合子の母・寿美子を山本が演じる。寿美子はとある出来事をきっかけに心身のバランスを崩し、百合子との間に溝ができている。

　さらに、端島に唯一ある寺の和尚役として、長崎市出身のさだも出演。和尚は「説教和尚」とも呼ばれる島民の相談役で、鉄平たちを子どもの頃から見守っており、池田演じるリナは寺に併設の女子寮へ身を寄せることになる。