渡邊渚アナ、8月末でフジ退社 昨年7月から長期療養…体調回復しパリ五輪は現地観戦

フジテレビは23日、渡邊渚アナウンサー(27)が今月31日で退社することを発表した。2020年4月に入社した渡邊アナは昨年6月に体調を崩し、7月以降に担当番組を降板するなどし、長期の療養期間に入っていた。最近では、パリ五輪観戦が話題になっていた。

フジテレビの渡邊渚アナウンサー【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】
フジテレビの渡邊渚アナウンサー【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】

一時は深刻な状況も「これまでと違った生き方をしたい」

 フジテレビは23日、渡邊渚アナウンサー(27)が今月31日で退社することを発表した。2020年4月に入社した渡邊アナは昨年6月に体調を崩し、7月以降に担当番組を降板するなどし、長期の療養期間に入っていた。最近では、パリ五輪観戦が話題になっていた。

 長期療養していた渡邊アナのフジテレビでの現場復帰は、ならなかった。同局はこの日、渡邊アナの退社を文書で発表した。

「本人の希望により2024年8月31日をもって、フジテレビを退職することが決まりましたので、お知らせいたします」

 渡邊アナも同局を通じ、コメントを発表した。

「病気のためお休みしておりましたが、この度、退社する決断を致しました。アナウンサーとしてまだまだ未熟で、学びたいことがたくさんあり、病気を治して前のように働きたいと思っていた頃もありました。でも、どうやっても完全に昔のようにはいかない現実が目の前にあって、それを受け入れるのにはとても勇気が必要でした。現在も三歩進んで二歩下がるような日々ではありますが、最悪な状態は脱し、全てを受け入れて、これまでと違った生き方をしたいと思えるようになりました」

 その上で「この一年、多くの方々にエールとパワーをいただき、本当に励みになりました。ひとりぼっちに感じた寂しい療養期間を、皆さまのおかげで前向きに過ごせました。これまで応援してくださった視聴者の皆さま、ともに仕事をしてくださった関係者の方々、かけがえのない時間をありがとうございました」と感謝の意を示し、「最後に、皆さまが健康で幸せに満ちた日々を過ごせますよう、心よりお祈りしております」と締めた。

 渡邊アナは昨年6月に体調を崩し、同7月以降に担当番組を降板し、療養期間に入っていた。この間、インスタグラムでは「何もできなくなっていく自分が怖くて、悔しくて、悲しくて泣いてばかり」「私はいろんなものを失いました。食べられなくなった。うまく歩けなくなった。うまく指が動かなくなった。大切にしていた仕事もなくなった。目標もなくなった」などと、深刻な病状を感じさせる投稿もしていた。

 ただ、最近は体調が回復してきたようで、今月5日にはパリ五輪バレーボール男子のイタリア戦を観戦する姿がNHKの生中継で映し出され、話題になった。同10日には、本人がインタグラムを更新。「急遽チケットを買ってパリへ行ってきました」「ちゃんと会社には報告してから行ってます」などと記していたが、療養中のパリ五輪現地観戦にネット上で賛否両論の声が上がっていた。

□渡邊渚(わたなべ・なぎさ) 1997年4月13日、新潟県生まれ。慶応大経済学部卒。在学中は、芸能事務所の生島企画室に所属して活動。卒業前に退所し、20年4月、フジテレビにアナウンサーとして入社。同年から『めざましテレビ』で情報・エンタメキャスターなどを担当。『もしもツアーズ』の4代目ガイド。『ワイドナショー』『ぽかぽか』にもレギュラー出演していた。趣味はボトルシップ作り、模型製作。資格は剣道初段、漢字検定準1級、モットーは「比較論じゃ幸せになれない」。

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