『ドラゴンボール』強キャラにも勝てる実力? 初期に退場した“特殊能力キャラ”
1984年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫画『ドラゴンボール(DRAGON BALL)』(作:鳥山明)は、連載開始40周年を迎える2024年10月にアニメ新シリーズ『ドラゴンボールDAIMA』が放送予定だ。同作では数多くの個性的なキャラクターが登場する。しかし、ストーリーが進み激化していく戦いのなか、姿を見せなくなったキャラも少なくない。そんな姿を見せなくなったキャラでも、戦い方次第では主人公・孫悟空やべジータにも対抗できるのではないだろうか。
特殊な技を持つ初期キャラは今の戦いを生き抜けるのか?
1984年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫画『ドラゴンボール(DRAGON BALL)』(作:鳥山明)は、連載開始40周年を迎える2024年10月にアニメ新シリーズ『ドラゴンボールDAIMA』が放送予定だ。同作では数多くの個性的なキャラクターが登場する。しかし、ストーリーが進み激化していく戦いのなか、姿を見せなくなったキャラも少なくない。そんな姿を見せなくなったキャラでも、戦い方次第では主人公・孫悟空やべジータにも対抗できるのではないだろうか。
例えばコミックス2巻「其之十七 オヤブンの得意技」で登場した兎人参化は、ストーリー後半に登場する強敵たちでも無力化できるだろう。彼は町を荒らす悪党・ウサギ団の親分で、触れた者を人参に変えてしまう能力の持ち主だ。実際に彼に握手を求められ、その手を払ったブルマは人参にされてしまった。触れなければ人参にされないと判明したことから、兎人参化は悟空に如意棒で殴られて倒されてしまう。
かめはめ波や元気玉といった飛び道具が当たり前になった近年の戦いにおいて、正攻法で兎人参化が勝利するのは難しいだろう。しかし、戦闘力がそこまで高くないことを利用し、相手を油断させることができれば勝利は目前。あとは少しでも触れることができたならベジータやフリーザなどの強敵であっても敵ではない。
またコミックス3巻「其之三十六 第1試合」でクリリンと対戦したバクテリアンの特殊な技も、今の強敵に有効なのではないだろうか。彼の武器は生まれてから1度も入浴していないことで身につけた悪臭だ。彼の体から放たれる悪臭攻撃でクリリンを苦しめたが、途中で悟空のアドバイスでクリリンは自身に鼻がないことに気付く。すると今までの苦戦がうそのようにあっさりと勝利するのだった。
もしもその後もバクテリアンが引き続き入浴していなければ、彼から放たれる悪臭はさらに強烈なものになっていると考えられる。であれば遠くにいる敵を悪臭攻撃で気絶させることもできるだろう。
ちなみにアニメ版では104話「よみがえれ孫悟空!!」にて、天下一武道会の後でバクテリアンはピッコロ大魔王の部下・タンバリンに殺されている。クリリン同様、タンバリンにも鼻がなかったのだが、もし鼻があればアニメ版のストーリーは違ったものになっていたかもしれない。
そのほか、悪の心を増幅させて爆発させるアクマイト光線の使い手・アックマンも忘れられない。コミックス9巻「其之百四 アクマイト光線」で悟空と対戦したアックマンは、過去に天下一武道会で2度の優勝経験のある実力者。アックマンは素早い動きで悟空を攻撃するが、まったく通用せず。そこでアクマイト光線を悟空に放つものの、悪の心を持っていない悟空には効果がなく敗北してしまう。
しかし、アクマイト光線を、フリーザやセルのような悪の心を持ったキャラに浴びせたら効果絶大なのではないだろうか。ただアックマンと彼らではスピードが違いすぎるため、かんたんにアクマイト光線を当てることはできないはず。もしも悟空などの実力者と協力し、アクマイト光線を当てる隙を作ることができれば、悪の心を持った敵には負けないだろう。
今回紹介した3人のように同作の連載初期には特殊な技をもつキャラが多く登場していた。今秋から始まるアニメの新シリーズではどんな個性的なキャラが登場するのか今から楽しみである。