格闘技イベント「RIZIN」は21日、都内で9月29日にさいたまスーパーアリーナで開催される「Yogibo presents RIZIN.48」の追加カード発表記者会見を行い、太田忍（30＝THE　BLACKBELT　JAPAN）と元谷友貴（34＝アメリカン・トップチーム）の対戦が決定したことを発表した。

　太田は「リベンジしたいっていう気持ちはありました。元谷選手をクリアすることで、僕がずっと公言してきた2024年内でのタイトルマッチが現実的になってくると思うので、しっかりとフィニッシュしてタイトルマッチにつなげたいと思います」と意気込んだ。

　太田と元谷は、2022年7月の「RIZIN.37」で対戦経験がある。このときは判定で元谷が勝利しており、2年越しの再戦の機会が巡ってきた。

　リオ五輪レスリング銀メダリストの太田は、パリ五輪のレスリング界の躍進について問われ、「今後の日本レスリング界は明るいなって思いました。最高でした」と振り返った。「勢いづけていただいたと思って、僕も後輩たちに負けないようにしっかり戦っていきたいと思います」と刺激を受けたことを明らかにした。

　会見中にはRIZINデビューが決まった18歳の秋元強真を気にかける様子も。2人はパラエストラ柏で“元同門”という関係性だ。「プロ5戦やって5勝ですよ。何も言わなくても強いの分かるでしょ」と語ると、隣にいた秋元に得意技や身長などを質問攻めにして会場を和ませた。

「ケガして練習が出来ないしんどい時期もあったよね。そんな中でもしっかりと練習を積んで、実力でこの位置まできたと思うので、彼は本当にすごい強くて真面目な選手です」と秋元を評価し、互いの奮闘を誓った。