俳優・伊藤沙莉が主人公・佐田寅子を演じるNHK連続テレビ小説『虎に翼』（月～土曜午前8時）の第102回が20日に放送され、寅子が星航一（岡田将生）と結婚すると、どちらかの名字が変わることに悩む様子や轟（戸塚純貴）の遠藤（和田正人）への思いなども描かれた。SNSでは轟の言葉と愛に感動の声が目立った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　寅子が轟と山田よね（土居志央梨）のもとを訪れ、航一との結婚で名字が変わることに悩んでいることを打ち明け「自分ごとになるまでどちらかが名字を変えなくてはいけない意味について考えていなかった」と正直に伝えた。轟は寅子の悩みをしっかりと受け止め「人間なんてそんなもんだ。今、振り返ってみればの連続。過ぎてから分かることばかりだ」と答えた。

　その後、轟は自身を振り返り、佐賀にいた当時も花岡（岩田剛典）に会えるように、花岡が学校に行く時間に合わせて家を出ていたことなどを明かした。花岡に抱いていた思いに気付いたのは「あいつの死をきっかけに、自分を振り返って、いや……山田がおれに『私の前では強がらなくていい』と言ってくれたからだ」とした。その後、遠藤時雄（和田）と出会い、思いを告げ「同じ気持ちでいてくれると知った時はおれのすべてを受け止めてもらえた気がした」と明かした。最後は「じいさんになって人生を振り返った時、おれは心から幸せだったと言いたいんだ」と語った。

　SNSでは「轟かっこいい」「花岡を語る姿にうるっときた」「轟の言葉に泣いた」「グサグサきた」「深い」「轟とよねとのコンビ最高」「轟が幸せでうれしい」と轟の思い、言葉に感動の声が目立った。