神尾楓珠と桜田ひよりW主演で『大きな玉ねぎの下で』が映画に サンプラザ中野くん「とても幸せ」

俳優の神尾楓珠と桜田ひよりが映画『大きな玉ねぎの下で』にて、W主演を務めることが20日に発表された。本作は、1985年に爆風スランプがリリースした『大きな玉ねぎの下で』にインスパイアされた映画となる。

『大きな玉ねぎの下で』メインビジュアル【写真:(C)2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会】
『大きな玉ねぎの下で』メインビジュアル【写真:(C)2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会】

顔も知らない相手に恋するラブストーリー

 俳優の神尾楓珠と桜田ひよりが映画『大きな玉ねぎの下で』にて、W主演を務めることが20日に発表された。本作は、1985年に爆風スランプがリリースした『大きな玉ねぎの下で』にインスパイアされた映画となる。

『大きな玉ねぎの下で』は、1985年に爆風スランプがリリースした楽曲で、のちに『大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い』とリメイクされ、15枚目のシングルとしても発売。その後、第40回NHK紅白歌合戦でも歌唱し、CMソングとしても活用されるなど、発売当初から瞬く間に話題になった。2000年代に入っても、多くのアーティストがカバーし、今もなお歌い継がれている。さらに、19年には、ボーカルのサンプラザ中野くんが「令和元年 Ver.」を発表し、再び注目を集めた。そんな名曲『大きな玉ねぎの下で』にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』が、2025年2月7日に公開される。

 ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が心地よいバラードソングとなり、数多くの人の心を震わせてきた『大きな玉ねぎの下で』。そんな楽曲をもとに作られた映画で描かれているのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラブストーリー。SNSで簡単に繋がれる時代に、あえて手書きで心の声をつづりながら関係を築いていくノスタルジックな世界観だ。さらに、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の見どころだ。

 また、本作の主演が神尾と桜田に決定。神尾が演じるのは、将来に希望の持てない大学4年生、堤丈流。桜田が演じるのは、丈流とは対照的に自分の夢をまっすぐに追う看護学生、村越美優役だ。監督は草野翔吾が務める。

 さらに、映画本編で手書きの文字を通して顔も知らない相手に恋する丈流と美優のぬくもりが伝わるティザービジュアルと特報映像も解禁に。スチール撮りでは、実際に武道館をバックに神尾と桜田が話している様子を撮影。自然体の2人の柔らかい空気感が伝わるビジュアルとなっている。

 そして、まったく別のストーリーで描かれる小説、コミックの発売も決定したことに加え、ベツコミにて小説のコミカライズの連載も決定した。小説『大きな玉ねぎの下で』の著者は、本映画のストーリー原案者であり、ベストセラーとなった『100回泣くこと』ほか、『トリガール』など映像化作品も多く排出している中村航だ。

出演者らや爆風スランプのコメント

○神尾楓珠
「曲を知っていたので、映画の完成を想像しながら楽しく台本を読ませていただきました。ペンフレンドという言葉は、馴染みがなかったのですが、作品を通して手書きのやり取りだからこその温かみ、良さを改めて感じました。丈流は、就活生ならではの悩みや、美優や家族との関係性もすごく等身大なので、あまり作りすぎずに素で演じられたと思います。曲を知っている方も、知らない方も楽しめる映画なので、早くみなさんに観てもらいたいです」

○桜田ひより
「お互い顔も知らない相手と、文字だけのやり取りで一喜一憂しながら進む物語が、私には新しくてワクワクしました。美優は、真っ直ぐな性格でありながら、あまのじゃくなところも持っています。なんだか憎めなくて愛らしい美優が伝わるとうれしいです。神尾さんはじめ、魅力的なキャストの方々、信頼できるスタッフのみなさんに恵まれて、すてきな作品になったと思います。どの世代でも楽しめる映画になっているので、期待して待っていてください」

○サンプラザ中野くん
「小説家・中村航さんありがとう。貴殿は爆風スランプの名誉ファン認定です。お陰様で39年前に書いた楽曲が映画になりました。コミックにも小説にもなります。武道館初公演の空席をこの歌で誤魔化そうと目論んだとき、39年後にこんな神展開があろうとは思ってもみませんでした。今とても幸せです。これからご覧になる皆様、間違いなく日本で一番泣ける恋愛映画です。お楽しみください。コミックも小説もよろしくお願いします。サンキュー」

○パッパラー河合
「39年間、演奏し続けている爆風スランプのバラード『大きな玉ねぎでの下で』が映画になったと聞いて『へぇ~大玉(曲名)が映画になったの? どんなのだろう?』と軽い気持ちで試写会に出かけたんですね。おったまげました。泣いてしまった自分に。友人からは『オマエは冷たいヤツだ』と言われてるんですよ。でも心が揺さぶられたんです、ホントに。自分達の楽曲に思い入れがあるから泣いてしまったのか、万人が泣いてしまう映画なのか。自分じゃよくわからないんですよね。その答えが知りたいです、観てやって下さい。よろしくお願いします」

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