歌手の和田アキ子が18日、TBS系『アッコにおまかせ！』（日曜午前11時45分）に出演。パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花への“トド発言”について「リスペクトが足りなかったと思います」と謝罪した。

　和田の第一声は「どうも、今日もご覧いただいて、ありがとうございます」と笑顔で一礼。そして「ここで私事ですが少し時間を頂きたいと思います。先週の放送で陸上女子やり投げの北口榛花選手に対して動物に例えるという不適切な発言をしてしまいました。お詫びします」と陳謝。

　そして「私自身は彼女のことが大好きで、日本で活躍している時も本当に応援していました。ドキュメンタリーで見たんですけれども彼女は日本で優勝したときも『もっと上を目指したい』ということで、チェコに拠点を移して、言語もままならないなか、買い物に行ったり、練習している姿を見て頑張っているなと。感動しました。そして何か形になればいいな。頑張ってほしいなと思っていたら念願の金メダルを取られて、私、本当に心からうれしく思ってテレビを見て、泣いたくらいです。それが先週、彼女の寝そべっている姿を見た時に『わっ、かわいい』と思って出た言葉が動物に例える言葉だった。リスペクトが足りなかったと思っております。すみませんでした。北口榛花選手ならびに関係者のみなさまに心からお詫びをしたいと思います。申し訳ございませんでした」と話した。

　同番組では、11日の放送中に北口が競技場でうつ伏せになってカステラを食べているシーンを紹介。その際、和田が「トドみたいに横たわっているみたい。かわいい」とコメントした。この発言はネット上で「失言すぎる」「日本を代表する選手に対して失礼ではないか」と批判され、物議を醸した。

　そして、TBSは、ENCOUNTの取材に「様々なご意見やご批判を真摯に受け止め、今後の番組制作に生かして参ります」と回答。和田は17日、パーソナリティーを務めるニッポン放送『ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに1000回』（土曜午前11時）内でも「北口榛花選手と関係者のみなさんに本当に不適切な発言をしてしまって不快な思いをさせたと思うので、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪していた。