俳優のチェ・ジウが16日、都内で行われた映画『ニューノーマル』初日記念プレミアムイベントのために来日。ファンからの声援に満面の笑顔で応えていた。

　台風7号によりあいにくの天気のなか行われたイベント。ジウは会場に詰め掛けたファンに笑顔で手を振ると「本当にお久しぶりです」と日本語であいさつすると「天候に恵まれず雨のなか、来てくださってありがとうございます。皆さんにお会いできて心臓が高鳴っています」と感謝を述べた。

　本作は、ホラーの名手チョン・ボムシク監督が描くサイコ・スリラー映画。闇サイトやマッチングアプリ、若者の貧困など社会問題を絡めながら、日常に潜む闇を戦慄の恐怖で描く。ジウは女性を狙った殺人事件が相次ぐソウルのマンションに一人暮らしをしている女性ヒョンジョンを演じている。

　ジウにとっては、2016年公開の『ハッピーログイン』以来、7年ぶり（韓国では2023年公開）となる映画出演。参加した理由について「シナリオが面白いことはもちろん、怖いだけではなくウイットに富んだ笑いもある」と緩急が効いた作品であることをあげると「でも私がこれまで演じてきた役とは違い、自分に演じられるのかと心配でした。でも監督を信じて参加しました」と経緯を語っていた。

　映画のプロモーションとしての来日は、2006年公開の『連理の枝』以来、18年ぶりとなる。ジウは「こんなに時間が経っているとは気づきませんでした」と述べると「皆さんにお会いしたかった。新しい作品でこうしてごあいさつできてとても嬉しいです」と笑顔。司会者から「美しさは変わらずうっとりしました」と言葉を掛けられると、ジウはテレくさそうに日本語で「本当ですか？ありがとうございます！」とはにかんでした。

　最後にジウは「皆さんにお会いできて嬉しかったです。これからは頻繁にお会いできるチャンスが増えたらいいなと思っています」と日本のファンにメッセージを送っていた。

　イベントにはメガホンをとったチョン・ボムシク監督も登壇した。