三倉佳奈が双子ならではの嘘を告白「茉奈のせいにする嘘はずっとついてきた」
俳優の浜中文一が主演を務める舞台『ブラック・コメディ』の取材会が16日、都内のIMM THEATERで行われ、浜中、渡辺いっけい、三倉佳奈、市川美織、朝海ひかるが本作の見所を語った。
舞台『ブラック・コメディ』取材会に浜中文一らが出席
俳優の浜中文一が主演を務める舞台『ブラック・コメディ』の取材会が16日、都内のIMM THEATERで行われ、浜中、渡辺いっけい、三倉佳奈、市川美織、朝海ひかるが本作の見所を語った。
本作は、イギリスの著名な劇作家ピーター・シェーファーによって生み出された戯曲。1965年にロンドンで初演され、日本では1970年に劇団四季で初演された。
物語は、売れない若手彫刻家が留守中の隣人宅から数々の調度品を無断で借用し、婚約者の父親と億万長者の美術蒐集家を招き、さも自らの所有物かのように仕立てることで愛と富を手に入れようと画策。しかし、予期せぬ停電がアパート全体を襲い、招かれざる客も次々と訪れ、暗闇の中でトラブルへと発展していく。
主演でブリンズリー役を務める浜中は、初日公演へ向け「かなり練習しましたので、やるしかないですね。ひたすら頑張ります」と意気込み。ブリンズリーの婚約者・キャロルを演じる元AKB48の市川は「私も30歳になり、いい歳かなと思っていた所で、大ベテランのみなさんと共演させていただけるということで、稽古場初日は緊張していました」と振り返り、「みなさんがあまりにもおかしな人たちで、引き出しの出し合いを見ていて、私も頑張らなきゃと学びの毎日でした。夏休みの思い出になるような舞台をお届けできたらと思っています」とアピールした。
キャロルの父親で厳格な性格のメルケット大佐役の渡辺は、「台風に負けないくらいハラハラするお芝居です。面白いと評判の戯曲は大変なんだと感じました。お客さんの反応をうかがって、千秋楽までイジっていくと思いますのでお楽しみに」と予告。主人公が取るに足らない嘘をついたことがきっかけで物語が展開されていく本作にちなみ、自身がついた嘘を告白することになると、渡辺は大学生時代に劇団☆新感線に参加していたことを振り返り、「稽古をサボって寮の仲間と飲んだら、かなり酔っぱらって、夜中に劇団員に囲まれた。『〇〇先輩に行けないと連絡したんですけど……』としょうもないウソをついたせいで、次の芝居にモヒカンで出ることになりました」と明かした。
ブリンズリーの元恋人・クレアを演じる三倉は、同じトークテーマで小学生時代を回想。「放課後の掃除当番が嫌だと思った時に、『今日の当番は私じゃなくて茉奈だよ』とウソをついたり、家で母に片付けができていないと、怒られた時に『それは茉奈やから』と、全部茉奈のせいにする嘘はずっとついてきました」と双子ならではのエピソードを披露していた。
本公演は、17日から9月1日まで、IMM THEATERで上演される。