藤原竜也、フジ制作の連ドラ初主演 本格ミステリーで超常現象のスペシャリスト「僕にぴったり」

俳優の藤原竜也が、10月9日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ『全領域異常解決室』(水曜午後10時、初回15分拡大)で主演を務めることが16日、発表された。藤原がフジテレビ制作の連続ドラマで主演を務めるのは本作が初となる。

『全領域異常解決室』で主演を務める藤原竜也【写真:(C)フジテレビ】
『全領域異常解決室』で主演を務める藤原竜也【写真:(C)フジテレビ】

10月9日スタート『全領域異常解決室』

 俳優の藤原竜也が、10月9日にスタートするフジテレビ系連続ドラマ『全領域異常解決室』(水曜午後10時、初回15分拡大)で主演を務めることが16日、発表された。藤原がフジテレビ制作の連続ドラマで主演を務めるのは本作が初となる。

 完全オリジナルとなる本作は、脚本・黒岩勉氏、演出・石川淳一氏による実力派スタッフで贈る、手に汗握る本格ミステリードラマ。身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」という捜査機関が解決していく1話完結型ドラマだ。

 藤原が演じるのは、人々の常識では考えられず、最先端科学でも解明できない“不可解な異常事件”を解決する、世界最古と呼ばれる捜査機関「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)の室長代理・興玉雅(おきたま・みやび)。その名の通り、みやびやかな雰囲気を醸し出す興玉は、異常なまでの知識、記憶力、洞察力を兼ね備え、その力を生かして、全領域で起こる不可思議な異常事件を解決へと導くスペシャリストだ。

「全決」は、例えば、人の体だけがある日こつぜんと姿を消す「神隠し」や、影のような黒い人型が突如現れる怪奇現象「シャドーマン」、キツネの霊に取りつかれたかのように特定の人が異常心理になる現象「キツネツキ」など、世の中を騒がせる超常現象やオカルトの類も究明している。警察も手に負えず、解決できない“異常事件”を、興玉は現場に訪れ事件の細部まで調べ、あらゆる事象を組み合わせて、みんなが納得する仮説を唱えていく。一方、興玉が発する言葉はどこか謎めいており、腹の底が見えない人物でもある。

 藤原は、15歳で故・蜷川幸雄に見いだされ舞台デビュー。迫力の演技力から“天才新人”と評されて注目を集め、以降、次々と映画やドラマ・舞台に出演。特に映画『バトル・ロワイアル』(2000年)や『デスノート』(2006年ほか)、『カイジ』(2009年ほか)、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年)など、さまざまな大ヒット映画で主演を務めた際は、悪党やダメ人間、壮絶な運命をたどる役柄を好演し、その度に卓越した演技力と存在感で見る者の視線をくぎ付けにしてきた。

 そんな藤原は、実は1997年に放送されたフジテレビ7月期水曜劇場『それが答えだ!』でドラマデビュー。そこから27年の時を経て、本作で初めて、フジテレビ制作の連続ドラマの主演を務める。なお、連続ドラマの主演を務めるのは、カンテレ制作の『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』(2021年1月期)以来、3年ぶりとなる。

 本作の出演について藤原は、「事件に超常現象やオカルトなどが絡んでくると聞いて、自分自身とても興味があるジャンルだったので率直にワクワクしました」とコメント。興玉という役については「浮世離れしていて、ちょっぴりシニカルな一面もあるキャラクターです。どこか世の中を達観したような部分もあり目が離せない存在だと思います」と語った。そして、「(脚本の)黒岩さんの世界に初めて入れることが楽しみです。しっかりとチーム全員で挑んで『全決』の世界を届けたいと思います。たくさんの隠れた設定も入っていますので、細かくチェックしながら見て下さい!」とメッセージも寄せた。

大野公紀プロデューサー「興玉は藤原竜也さんしかいない」

 完全オリジナルでお届けする本作の脚本を務めるのは、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年ほか/TBS系)、『マイファミリー』(2022年/TBS系)、『ラストマン-全盲の捜査官-』(2023年/TBS系)など、オリジナルで数々のヒット作を世に送り出してきた黒岩氏。近年では、シリーズ4作連続で興行収入50億円以上を突破した映画『キングダム』の脚本も手掛けるなど、日本のエンタメ界をけん引するヒットメーカー。そして演出は、『リーガル・ハイ』(2012年ほか/フジテレビ系)や『絶対零度~未然犯罪潜入捜査』(2020年)などを手掛けた石川淳一。石川は、映画『ミックス。』(2017年)を皮切りに、今年3月に公開された大ヒット作『変な家』や現在公開中のSnow Man・ラウール主演作『赤羽骨子のボディガード』など、映画監督としても活躍している。

 また企画・プロデュースは、17日午後9時から放送の土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』のプロデューサーを務める大野公紀氏。大野氏は報道記者として数々の事件を取材した、異色の経歴を持つプロデューサーであり、その経験を生かして、オリジナル作品である本作のリアリティーや深みを生み出す。

 藤原と大野氏のコメント全文は以下の通り。

○藤原竜也

――オファーを受けたときの心境は。

「事件に超常現象やオカルトなどが絡んでくると聞いて、自分自身とても興味があるジャンルだったので率直にワクワクしました。まさに僕にぴったりだと思いました! ドラマの世界観が独特で新しさも感じました」

――台本を読んだ感想はいかがでしたか。

「身近なことを舞台にした現代事件でありながら、そこには不可思議な異常があるミステリードラマです。謎解きの面白さや事件の中のヒューマンドラマが魅力だと思いました。まだ、台本は数話しか手元にないのですが、独創的な世界観とスケール感で今までに見たことがない作品をお届けできるのではないかと思っています」

――ご自身の役(興玉雅)について。

「興玉は、超常現象のスペシャリストです。圧倒的な知識と洞察力で、不可解な異常事件を解決へと導く専門家として活動しています。みやびな雰囲気をまとう一方で、浮世離れしていて、ちょっぴりシニカルな一面もあるキャラクターです。どこか世の中を達観したような部分もあり目が離せない存在だと思います」

――放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージを。

「(脚本の)黒岩さんの世界に初めて入れることが楽しみです。しっかりとチーム全員で挑んで『全決』の世界を届けたいと思います。たくさんの隠れた設定も入っていますので、細かくチェックしながら見て下さい!」

○プロデュース:大野公紀(フジテレビ ドラマ制作センター)

――本作について。

「全領域異常解決室とは、2022年にアメリカの国防総省で実際に作られた組織です。未確認飛行物体(UFO)を含む、“異常現象”に政府レベルで対応するという新しい専門機関になります。一方、日本では古くは災異や吉凶を把握するための組織が、様々な異常事態を対処してきました。そんな世界最古とも言えるような、“全領域”の“異常”を“解決”する捜査機関が令和の日本に存在したら…このドラマは、そんなところに端を発して作られた作品です。本作で扱う事件は、私たちの身の回りで起こるリアルな現代事件でありながら、人々の常識を超えたどこか不可思議なものになっています。最先端の現代科学では解決できない“不可解な異常事件”に挑んでいく、かつてないミステリードラマであり、エンターテインメントです」

――主演・藤原竜也さんの起用について。

「このドラマの主人公・興玉雅は、あらゆる異常事件を解決に導く超常現象のスペシャリストであり、どこか神秘的な存在でもあります。この興玉というキャラクターが形作られていけばいくほど、“興玉は藤原竜也さんしかいない”、“藤原さんに演じて頂きたい!”と強く思い、オファーさせて頂きました。主演としてお迎えできることが決まり、この上ない喜びを感じています。唯一無二の存在感と観る者の心を震わす圧倒的な説得力。私たちの記憶に残る数々の名場面を作り上げてこられた希代の表現者が、このドラマでまた新たな姿を見せて下さることを思うと本当にワクワクが止まりません。是非、ご期待下さい」

――放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージを。

「今、私たちの周りにはさまざまなエンタメがあふれ、中でも気軽に接することができるショートコンテンツも大変人気です。そんな中で連続ドラマは、毎話毎話物語を重ねて先の展開を楽しんで頂く、ある種時間のかかるエンタメなのかもしれません。しかし、本作は間違いなく連ドラだからこそ描ける作品になっています。初回だけで終わらない、回を重ねるごとに明らかになっていく事実と、脚本の黒岩勉さんが紡ぐオリジナルストーリーの圧倒的世界観。このドラマで描こうとしている奥行を知って頂いた時、本当に既視感のないエンターテインメントをお贈りできると思っています。これ以上はまだ言いたくても言えないのが心苦しいのですが、毎週水曜10時が待ち遠しくなるような作品をお届けします。是非、ご覧下さい!」

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