冨永愛、94歳で逝去した桂由美さんを偲ぶ圧巻ランウェイ エモーショナルな舞を披露

世界的トップモデルの冨永愛が9日、帝国ホテル東京「孔雀の間」にて行われた「桂由美追悼ファッションショー(偲ぶ会)“Yumi -celebration of life-”」に出席。ファーストルックでランウェイを飾り、今年4月26日、惜しまれながらも94歳で人生の幕を下ろした桂由美さんを偲んだ。

ランウェイを飾った冨永愛【写真:ENCOUNT編集部】
ランウェイを飾った冨永愛【写真:ENCOUNT編集部】

テノール歌手の秋川雅史が『千の風になって』を歌唱

 世界的トップモデルの冨永愛が9日、帝国ホテル東京「孔雀の間」にて行われた「桂由美追悼ファッションショー(偲ぶ会)“Yumi -celebration of life-”」に出席。ファーストルックでランウェイを飾り、今年4月26日、惜しまれながらも94歳で人生の幕を下ろした桂由美さんを偲んだ。

 本ファッションショーは、「花嫁を輝かせるために」をモットーにブライダル一筋、試行錯誤しながら駆け抜けた故・桂由美さんが愛した珠玉の作品100着を厳選し披露するもの。会場装花を假屋崎省吾が務め、テノール歌手の秋川雅史が『千の風になって』を歌った。

 秋川の澄んだ歌声に乗せ、ファーストルックでランウェイに登場した冨永。圧倒的なスタイルで純白のあざやかなウエディングドレス姿を見せると、エモーショナルな舞を披露する。またラグジュアリークチュールのコーナーでは、ファーストルックから一転、黒のドレスで登場した冨永は、キリっとした表情で会場を魅了していた。

 ドラマティッククチュールのパートでは、その名の通り、誰にもまねできない唯一無二の圧倒的なドレスで登場した冨永。圧倒的な存在感を見せる。ほかにも、桂さんが丹精を込めて作り上げたウエディングドレスたちが次々に登場し、その生涯を振り返る演出となっていた。

 最後は、会場に桂さんのホログラムが登場するという演出で幕を閉じた。

 桂さんは1964年、日本にわずか3%としかウエディングドレスを着る人がいなかった時代に、日本初のブライダルファッションデザイナーとしてデビュー。翌年日本初となるウエディングドレス専門店をオープンさせると、日本初となるブライダルコレクションを開催するなど、日本にブライダルファッションの可能性を広めた先駆者。

 ショーには、37人のモデル、「新生 Yumi Katsura クリエイティブチーム」の藤原綾子・森永幸徳・飯野恵子も参加。桂さんから託された熱い思いを受け継ぐことを誓っていた。

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