中村倫也、初の医者役で文献読み漁る “医者役やりたい”発言を後悔?「簡単に言っちゃいけない」

俳優の中村倫也、土屋太鳳が7日、都内のNHKで行われたドラマ『Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-』(8月31日スタート、土曜午後10時 ※全3話)の会見に出席した。

会見に出席した中村倫也【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した中村倫也【写真:ENCOUNT編集部】

NHKドラマ『Shrink-精神科医ヨワイ-』

 俳優の中村倫也、土屋太鳳が7日、都内のNHKで行われたドラマ『Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-』(8月31日スタート、土曜午後10時 ※全3話)の会見に出席した。

 のんびり屋だけどめちゃくちゃ優秀な精神科開業医・弱井幸之助(中村)と、一言多いけど思いやりにあふれた看護師・雨宮有里(土屋)が、住宅街にひっそりとたたずむ「ひだまりクリニック」で患者1人ひとりと向き合う姿を描く。

 中村にとって初となる医者役。普段、台本以外で活字を読む機会はほとんどないが、今回精神科医を演じるにあたり分厚い本を10冊ほど読み、「知識を学んだり、言葉をリアルに乗せられるように」と役作りに励んだという。

「これまで『何やりたい?』と聞かれたら『医者の役はやったことないので医者ですかね』と答えていたけど、簡単に言っちゃいけないなって(笑)。本当に、責任が重大です。お芝居なのでフィクションですが、病気に悩んでいる方が見るかもしれない。やる以上は中途半端な準備はできないじゃないですか。医者側の大変さ、少しだけその片鱗を垣間見られたかもしれない」と苦労を吐露。再び医者を演じたいかと聞かれると、「ものによります(笑)」とした。

 また、中村が主演を務めるが「主演だけど主演じゃないドラマ。主は病とそれに向き合う患者さん」と話し、「病が話の真ん中にきていて、新鮮だし、そこをフォーカスしてほしかったので、うれしかった。患者役の俳優さんがそれぞれしっかりと準備して覚悟を持って撮影に挑んでくれたので、主演としてうれしかった。だから、主演として1番上に名前があるのは、なんか不思議な感じ」と語った。

 演出を手掛けた中江和仁氏は、中村が台本の曖昧な部分を気付き、指摘してくれたことを紹介。中村が「めんどくさい俳優で」と自虐すると、中江氏は「もっとこうしたほうがいい、こうしたほうが意味は通じるなど、作品を前身させるアドバイスをいただいた。演出するほうとしては非常にありがたかった」と感謝を伝えた。

次のページへ (2/2) 【写真】土屋太鳳&中村倫也のイベントショット
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