俳優の浜辺美波が6日、都内のTOHOシネマズ日比谷で行われた、映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。赤楚衛二、野村萬斎、メガホンをとった武内英樹監督とトークを繰り広げた。

　物語の舞台は、コロナ禍真っただ中の2020年。首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死するという未曾有の危機に直面した日本政府が、歴史上の偉人たちをAIで復活させ、“最強内閣”を誕生させる様子を描く。7月26日に全国公開され、12日間で観客動員数45万人を突破し、SNSでも話題となっている。

　主人公で新人記者の西村理沙を演じた浜辺は、周りからの反響を聞かれ「家族が公開して3日後くらいに見てくれた。年齢が高い層からお子様まで、いらっしゃった、偉人の方がすてきで映画として面白かったと言ってもらえてうれしかったです」と回答。公開初日に監督や野村らが行った飲み会に参加できなかったことをうらやましがり、「またハブられてしまった。お誘いもなかった……。その話を聞きながら、偉人側と私で全然違う……」と寂しそうに話すと、武内監督は「偶発的に始まった飲み会だったので」と慌てて弁明した。

　今、日本中を熱狂で包み込んでいるスポーツの祭典にちなみ、「もしも金メダルを獲れるとしたら？」というトークセッションで浜辺は、「私は三半規管がすごく強い」と自慢。「ティーカップの遊具に乗って酔ったことがない。車で台本を読んでも絶対に酔わないんです」と明かし、赤楚や野村を驚かせていた。

　イベントの最後に特製くす玉が登場して、作品の大ヒットを盛大にお祝いすると、浜辺は「この映画は日本の大将軍のお話になっていますので、他の国の大将軍の映画だけでなく『もし徳』の大将軍も見に来ていただけたらうれしいです」と同じく大ヒット公開中の『キングダム 大将軍の帰還』に対抗心を燃やしていた。