乃木坂46久保史緒里&三山凌輝がW主演 純愛小説『誰よりもつよく抱きしめて』を映画化 2025年2月公開

アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里と、ボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーで俳優の三山凌輝が、2025年2月公開の映画『誰よりもつよく抱きしめて』でダブル主演を務めることが、5日発表された。

BE:FIRSTの三山凌輝、乃木坂46の久保史緒里、2PMのファン・チャンソン(左から)【写真:(C)2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント】
BE:FIRSTの三山凌輝、乃木坂46の久保史緒里、2PMのファン・チャンソン(左から)【写真:(C)2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント】

2PMのファン・チャンソンも出演

 アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里と、ボーイズグループ・BE:FIRSTのメンバーで俳優の三山凌輝が、2025年2月公開の映画『誰よりもつよく抱きしめて』でダブル主演を務めることが、5日発表された。

 同作は、究極の純愛小説として話題となった新堂冬樹氏の同名小説『誰よりもつよく抱きしめて』(新堂冬樹/著、光文社文庫)を映画化。『ミッドナイトスワン』『サイレントラブ』をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を写し取ってきた内田英治監督の最新作となる。

 また脚本を手掛けたのは、東京藝術大大学院映像研究科脚本領域で坂元裕二氏に師事し、近年『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』などの話題作を手掛けるイ・ナウォン氏。

 主演を務める三山は、NHK『生理のおじさんとその娘』や現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎と翼』で演じるヒロイン寅子の弟・直明役が話題となり、BE:FIRSTメンバーRYOKIとしても活躍中。強迫性障害による潔癖症で、常にビニール手袋着用で生活し、同棲する恋人にも手すら触れることができない絵本作家志望・水島良城を演じる。

 一方、良城の恋人・桐本月菜を演じる久保は、大河ドラマ『どうする家康』に出演するなど俳優としての活躍も目覚ましく、同グループのセンターも経験。恋人に触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員役。

 そんな二人の関係が不安定になるなか、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かない男、イ・ジェホン役を、韓国ボーイズグループ・2PMのファン・チャンソンが演じる。

 身体と心の葛藤を抱え、愛情を伝えることがままならない者たち。3人の人生が交錯していく先で、待ち受けるのは。誰もが一度は味わったことがある、愛する人を抱きしめることができない、愛する人に抱きしめてもらうことができない無力さに共感し胸を締め付けられる。切なくも美しい、静ひつで温かい、最高純度の恋愛物語。

三山凌輝ら出演者のコメント

 以下、出演者らのコメント全文。

○三山凌輝(水島良城役)

「内田監督とは以前に偶然海外でお会いしたご縁もあり、いつか作品で御一緒できたらと話をさせて頂いていたのですが、まさかこんなに早く、しかも監督の作品で自分にとっても初の主役を努めさせて頂くことになるなんて、そのスピード感含めて、本当に驚きの連続でした。良城を演じる事は、当初シンプルにワクワクした部分がありましたが、自分の陽の性質に比べ、すごくかけ離れていたり、更には強迫性障害を患っているということもあり、自分とは正反対とも言える、この難しいキャラクターを演じるには、どう役に向き合えばいいのか、最後まで、ずっと考え試行錯誤し続けました。作品自体は、画に流れる空気感がとても素敵なのですが、よくある恋愛映画に終わらず、人のモヤッとする矛盾みたいなものがあえて描かれていたり、人間生きてたら、こういう事あるよね…みたいなリアリティある展開を含めて内田監督だからこその魅力が詰まっていて、人の心に必ず引っかかるような、そんな味わい深い作品になっているのではと思います。誰もが人間関係や恋愛で知らずに経験しているような、単純に割り切れない複雑な気持ちや、行動を敢えて描くことにより、皆さんの心にどんな思いを残す事ができるか?僕自身も楽しみですし、皆さんも、どうか楽しみにしていて下さい」

○久保史緒里(桐本月菜役)

「月菜として生きた日々を今振り返ってみると、とても息苦しかったように思います。常に自分の感情に蓋をしているようで、果たして己にとって一番大切にしたいものは何か、自分なのか、愛する存在なのか、あるいはそれ以外なのか。環境や行き場のない想いに振り回されながらも、月菜の心を満たしてくれるものも蝕んでいくものもいつだって『愛情』だったように思います。そんな刺激的な日々を、三山さん、チャンソンさんをはじめとする素敵な方々とご一緒させていただき、本当に光栄でした。また、内田監督とご一緒させていただくのは今回で三度目となります。繊細に揺れ動く月菜の心情を言葉に変換しながら、真正面から向き合っていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この作品が、私たちが生きる中で日々探し求めている愛情のカタチを見つけ出すきっかけとなりますように。そして、月菜が見つけた、導き出した、愛情の答えを見届けていただけたら幸いです。劇場でお待ちしております」

○ファン・チャンソン(イ・ジェホン役)

「オファーをもらったとき、日本で俳優としての活動を続けていくきっかけになる作品ではないかと思い、とてもワクワクしました。素敵な作品の提案をいただいたので、何よりも精一杯頑張りたいという気持ちでいっぱいでした。私が演じるイ・ジェホンは、父親の家業を継ぐことを拒否し、シェフになるという夢を持ちながら日本で働き、自分の夢に向かって頑張る男性です。そんなジェホンがシェフの夢を諦めようとしていた時に、日本でのあるきっかけで夢を持ち続けることになり、自分の道を愛して大切にしていく情熱的な人物です。撮影は長い時間ではありませんでしたが、撮影期間中、スタッフのみなさんや共演者のみなさんとの相性がとても良かったと思います。内田監督の正確で細かい演出と、その演出を実行するスタッフのみなさん、そして素晴らしい役者のみなさんと共演することができて本当に幸運でした。恋の感情と葛藤は、必ずしも現時点で解決されなければならないモノではないということ。忘れていた感情の物語が時間の流れに溶け込み、互いを理解して許すことができるということ。私はこの映画を通して、恋をしている私たちに必要なのはこういうことではないかと思いました。ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです」

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