パリ五輪・柔道混合団体では日本がフランスに敗れ銀メダル。48キロ級で金メダルを獲得した角田夏実（31）は4番手に登場し、2階級上の選手と対戦した。まさに「柔よく剛を制す」。見事な一本に世界が沸いている。

　個人戦で48キロ級に出場した角田は、57キロ級で銅メダルを獲ったサラ＝レオニー・シジクと対戦。階級差は気になる部分であったが、巴投げから関節や絞め技への“連絡”に圧倒的な信頼がある角田ならばと期待もあった。

　シジクとはそれほど身長差は感じられない。奥襟を持ち、得意の巴投げを仕掛けていくが相手もなんとかこれに対応する。残り2分の場面で巴投げへ。胸を張って立ち上がろうとするシジクが一瞬力を抜いたところを見逃さず、豪快に投げ飛ばした。「待て」がかかり、ビデオの確認が入るが判定は見事に一本。角田は表情を全く崩さなかった。

　五輪で圧倒的な力を見せている角田はSNSも定期的に更新。YouTubeチャンネル「角田夏実の部屋」では、普段とが違い笑顔を見られる。ファンからは「かわいい」「おしゃれ」などの声も寄せられている。

　2階級上の選手を投げ飛ばした角田にファンからは「強すぎる」「素晴らしいし美しい」「カッコよかった」「まさに、柔よく剛を制す！」などの声が上がっている。