パリ五輪の“名実況”、「狙いすぎ」の声に石井亮次アナ反論「用意して何が悪いねん」

元CBCでフリーの石井亮次アナウンサーが3日、関西テレビ『ドっとコネクト』(土曜午前11時20分)でMCを務めた。生放送でパリ五輪を特集し、スケートボード女子ストリート決勝で、14歳の吉沢恋(ここ)が金メダルを獲得した際の実況「金メダルに恋した14歳」を紹介。「名フレーズ」という称賛の一方、「狙いすぎ」という声もあるとした。

石井亮次アナ【写真:荒川祐史】
石井亮次アナ【写真:荒川祐史】

「用意することはアナウンサーとして当たり前」

 元CBCでフリーの石井亮次アナウンサーが3日、関西テレビ『ドっとコネクト』(土曜午前11時20分)でMCを務めた。生放送でパリ五輪を特集し、スケートボード女子ストリート決勝で、14歳の吉沢恋(ここ)が金メダルを獲得した際の実況「金メダルに恋した14歳」を紹介。「名フレーズ」という称賛の一方、「狙いすぎ」という声もあるとした。

 進行を務めるカンテレの谷元星奈アナが「石井さん、日本を代表するアナウンサーであられるじゃないですか。石井さんがこのとき、“金メダル取るぞ~”という吉沢選手にどんなフレーズ言いますか?」と無茶ぶり。石井アナは「あかん、あかん、あかん、あかん。そんなんできません」と消極的な姿勢を示しつつ、「ここさんでしょう。恋と書いてここ。『頑張れ、来い(恋)、来い、来い、来い、来い。ここ一番で来た~! ここ一番! ここイチカツ(勝つ)カレー!』」と実況。「どう?」と聞いた後、「そんなん無理やで」とぼやいた。

 東京五輪同種目の西矢椛の金メダル時に「13歳、真夏の大冒険」とフレーズを発したのに続き、今回も実況したのはフジテレビの倉田大誠アナ。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「倉田さんはやっぱり用意されてましたからね」と話した後、「用意することはアナウンサーとして当たり前でしょう」と石井アナに質問。石井アナは「古舘(伊知郎)さんも言ってましたけど、用意して何が悪いねんと」と明言し、「もともと倉田さんは競馬の実況で、例えば18頭が本馬場入場の時でもうまいこと言いはりますよ。これだってアドリブじゃあ、そら準備しまんがな。それの何があかんの」と見解を示した。

 また、石井アナは高校野球中継に関して「ABCの太田(元治)さんという名アナウンサーが甲子園でホームランやのに、“ホームラン”と一言も言わずに実況したっていうのが僕は心に残っていて。甲子園で夏の高校野球、テレビの実況ですやん。白球が映る、で、スタンドに入るときに『白球、青空、甲子園』っていう実況したんです。これは見事やった。これ絵にピッタリ合うわけですよ。白球が飛んで行って、青空、甲子園。“ホームラン”とは一言も言わない」と記憶に残る名フレーズを告白。

 リンゴから「(あなた自身は)何かないの?」と生み出した言葉を聞かれた石井アナは、「僕はスポーツ実況、『第1球投げてました』っていう過去形で言って……」と“鉄板ネタ”で笑わせた。

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