小林幸子、芸能生活60年に感慨「本当に辞めなくてよかった」 自身の再現AIと対面し「泣いちゃいました」
歌手の小林幸子が2日、東京・新橋演舞場で行われた「芸能生活60周年記念公演in 新橋演舞場~ラスボスのキセキ~」取材会に出席した。当日は、小林が自身の芸能生活を振り返った。
「歌手の間で2回、東京五輪を経験した」
歌手の小林幸子が2日、東京・新橋演舞場で行われた「芸能生活60周年記念公演in 新橋演舞場~ラスボスのキセキ~」取材会に出席した。当日は、小林が自身の芸能生活を振り返った。
登場するやいなや、小林は「皆さんが応援していただいて、60年たちました。ありがとうございます」とあいさつ。記者から「どんな60年でしたか」と聞かれると、「(芸能生活を)60年過ごしたのは始めてなんで……」と笑いを誘いつつ、「こういうのが60年なのかなという感じですね。私は、デビューが東京五輪の年なんです。歌手の間で2回、東京五輪を経験したんです」と自慢しつつ、「決して、順風満帆ではありませんでした。最後は、歌が好きということ。ブレないということで、どんなことがあっても払拭(ふっしょく)できたのかなと思っています」と振り返りながら熱弁をふるった。
公演では小林が10歳だったころのAIと対面した。小林は「本当に昔の自分。声もそっくり。いろんなことが走馬灯のように巡って泣いちゃいました。でも、60年前の自分と会話ができる今の時代、本当に生きていて良かったなと思います。10歳のさっちゃんは60年歌うとは考えもしなかったですね」と感慨深げに語り、「歌を辞めようと思ったこともあったんですが、辞めなかったのは好きだったから。辞めるということも覚悟ですが、続けることも覚悟だと思います。本当に辞めなくてよかったと思っています。なにか、辞めたいと思うなら、とりあえず一旦、続けてみてください」と若い世代へエールをおくった。
同公演では、演歌~JAZZ~アニメソング~ボーカロイドまでの60年間の小林幸子をギュッと凝縮。巨大衣装、最新映像演出、ダンスパフォーマンスを取り入れたステージ演出を施した。