【ONE】秋元皓貴「チャンピオンにならないと意味がない」 再起戦は元世界王者対決
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が31日、都内で記者会見し、元ONEキックボクシング世界バンタム級王者の秋元皓貴(Evolve MMA)が出場する「ONE Friday Fights 81」(9月27日、タイ・ルンピニースタジアム)の対戦相手が、イリアス・エナッシ(28=モロッコ)に決定したことを発表した。
エナッシは「すごく良い選手。タフな試合を覚悟している」
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」が31日、都内で記者会見し、元ONEキックボクシング世界バンタム級王者の秋元皓貴(Evolve MMA)が出場する「ONE Friday Fights 81」(9月27日、タイ・ルンピニースタジアム)の対戦相手が、イリアス・エナッシ(28=モロッコ)に決定したことを発表した。
5月にウェイ・ルイ(中国/初代K-1 WORLD GPライト級王者)に敗れて以来の再起戦。この試合は終始秋元が有利に試合を進めたかに見えたが、判定負けとなり物議を醸した。
会見の席で秋元は「前回の試合、自分としては結構、出来はよかったと思うんですけど、結果は判定で負けとなってしまって、倒しきらなかったら何を言ってもしょうがないと思うんで、次は倒せるようにというのを心がけて練習してきました」とコメント。
ONEスーパーシリーズで初の日本人王者となった秋元だが、2022年11月19日の「ONE 163」でペッタノン・ペットファーガス(タイ)との防衛戦に敗れ、ベルトを失った。
「やるからにはトップを取らないと、チャンピオンにならないと意味がないと思うんで、今回の試合もしっかり勝って次につなげたいと思います」とベルト再奪還へ意気込みをみせた。
対戦相手のエナッシはオランダ・ユトレヒト出身でモロッコ移民の両親の間に生まれた。バックグラウンドは空手。2019年にはONEフライ級キックボクシング世界王者に輝き、2度防衛後にベルトを返上した。
「フライ級でチャンピオンになったときから見ていて、スピードも速いですし、決定力もあるすごく良い選手だなという印象があります。タフな試合になるのは覚悟してますし、パワーの部分では自分が上回っていると思うので倒して勝てればなと思います」
元世界王者同士となるこの対戦について「自分はもともとフライ級でやっていてそこからバンタム級にあげて、彼もバンタム級に上がってきたときにいつか必ずやると思っていたので、その時がきたなと思いました」と決意を口にした。
“聖地”ルンピニースタジアムは、前回敗れた苦い思い出のある会場だ。「会場の一体感というか熱量の高さ、そんなに大きな会場ではないんですけど、そこに来てるお客さんの一体感はすごかったなと感じました」と話し、4か月ぶりの再訪での勝利を誓っていた。