俳優の吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を演じる大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）。第29回では、まひろの夫・宣孝（佐々木蔵之介）が亡くなる展開が描かれた。さらに、道長（柄本佑）の姉・詮子（吉田羊）も道長に伊周（三浦翔平）を元の位に戻してほしいと頼んで亡くなった。第30回はどんな展開になるのか。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　NHKによると、夫の死から3年、まひろは、四条宮の女房たちに和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていたという展開に。ある日、そこに歌人のあかね（泉里香）がやってくる。自由奔放なあかねに、まひろはどこか心ひかれる。その頃、宮中では『枕草子』が流行していた。『枕草子』を読んでは亡き定子（高畑充希）を思う一条天皇（塩野瑛久）。道長は気をもみ、安倍晴明（ユースケ・サンタマリア）に相談すると…、と続きが気になる展開。

　晴明に相談した道長は何を言われたのか気になるところだが、第29回の本編放送後の次回予告では、晴明が道長に向かって「あなたさまを照らす光にございます」と話す姿があった。道長を照らす光となる存在とは。また、道長をどう照らすのか注目したい。

　さらに、第30回から登場するあかねも気になる。自由奔放ぶりがどう描かれるのか。『光る君へ』という作品に、いい刺激を与えることを期待したい。