s**t kingz、ダンスの祭典で1万人魅了 キンプリ高橋海人もサプライズ出演で師弟共演

shoji・kazuki・NOPPO・Oguriの4人による世界的ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz(シットキングス)による音楽フェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』が、27日・28日に神奈川・横浜 BUNTAIで開催された。

『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』を開催【写真:タマイシンゴ(Team SOUND SHOOTER)/SARU(Team SOUND SHOOTER)/ 木下マリ(Team SOUND SHOOTER)/高田真希子(Team SOUND SHOOTER)】
『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』を開催【写真:タマイシンゴ(Team SOUND SHOOTER)/SARU(Team SOUND SHOOTER)/ 木下マリ(Team SOUND SHOOTER)/高田真希子(Team SOUND SHOOTER)】

「ダンスでつながってハッピーをばらまいて行けたらなと思います」と締めくくる

 shoji・kazuki・NOPPO・Oguriの4人による世界的ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingz(シットキングス)による音楽フェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』が、27日・28日に神奈川・横浜 BUNTAIで開催された。

 このフェスに両日出演したのは、s**t kingzの盟友・三浦大知をはじめ、RIEHATA、パワーパフボーイズ。その他、27日公演にはMAZZEL、在日ファンク、28日公演にはDa-iCE、QUICK STYLE、C&Kが出演。シークレットゲストとして高橋海人(King & Prince)とガチャピン・ムックがサプライズ登場するなど、2日間で約1万人を魅了した。

 イベントの最後には、8月4日放送のMBS・TBS系列『情熱大陸』にてs**t kingzの密着が放送されること、そして2025年2月1日~9日に新国立劇場・中劇場にて新作舞台公演『See』を上演することを発表した。

 舞台上に4つの桃が現れ、パカンと割れるとs**t kingzが登場。昔話「桃太郎」の物語になぞらえ、桃太郎に扮(ふん)したシッキンが仲間たちと出会い、鬼ヶ島を目指して冒険に出かける、という今回のコンセプトをもとに、シッキンとゆかりのあるアーティストが次々に登場するなど、まさに“ダンスの祭典”となった。

 両日出演したのは、s**t kingzの盟友・三浦。セットリスト冒頭から『能動』『Unlock』の2曲をs**t kingzとコラボパフォーマンスし、会場を大きく沸かせた。三浦はこの日が初披露となった、パリ2024オリンピックに挑むTEAM JAPAN公式応援ソングの新曲『心拍音』を含む全6曲を披露。「シッキンの温かさと、ダンスに対する情熱と愛で、こんなにとんでもないフェスができるのかと改めて感じました! シッキンのためならなんでもしたい。きびだんごもほしい、と思える! このステージでライブができることに感謝をしています。ありがとうございます”』と感謝を伝えた。

 その後、今回のシークレットゲストのひとりとして高橋が登場。観客からはひときわ大きな歓声が上がった。高橋にとってダンスの師匠だというNOPPOとステージでダンスを披露するのは初のこと。クリープハイプの『二人の間』に合わせて、ダンスの楽しさを心のままに伝え合ってきた高橋とNOPPOの関係性を表現するかのようなパフォーマンス。それに合わせてたか高橋がNOPPOのレッスンを受けていた時代の写真がスクリーンに映し出され、その絆を感じさせた。高橋は「12年くらい生徒をやってきて、やっと一緒に踊れる日が来ました! 変わらずにずっと師匠でいてくれたんです。NOPPOさんを見るたびに涙腺がぱぁって崩壊しそう!」と話すと、NOPPOも同様に「ダンスしながら目が合うたびに泣きそうになった!」と感極まっていた。

 27日のトップバッターとして出演したのは、BMSG所属の8人組ボーイズグループMAZZEL。オーディションの頃からs**t kingzは選考曲の振り付けに参加。デビューした後も数々の振り付けを手掛けてきた。パフォーマンスを見届けたs**t kingzは「かっこよすぎるでしょ!」と心からの称賛を送った。また、プレデビュー曲でありshojiが振り付けをした『MISSION』のコラボパフォーマンスでは観客たちのボルテージをさらに上げた。

 続いて登場したのはRIEHATA。「私とシッキンは、中学校のときから友達で、シッキンに会うといつも10代の気持ちにさせてくれる。だからきょうは青春メドレーを用意してきました!」とダンスクルーRht.とともに『come again』や『オリビアを聴きながら』『少年時代』のダンスバージョンを披露した。

 そして、7人組ファンクバンドの在日ファンクは、ホーン&バンドサウンドで会場をダンスフロアに変えていった。s**t kingzと在日ファンクの楽曲『衝動 DO feat.在日ファンク』を初の生演奏でコラボが実現。“衝動ズビズバゲーム”という、その場でOguriが考えた架空のオノマトペに即興でダンスを合わせる、というむちゃぶりゲームにハマケンこと浜野謙太が参加。軽快なステップを披露し、驚かせた。

 28日のトップバッターを飾ったのはDa-iCE。大ヒット曲『CITRUS』やインディーズ時代の『TOKI』をはじめ、s**t kingzが振り付けを手掛けた楽曲を中心に7曲を披露した。メンバーの花村想太は「僕たちは13年前からお世話になっています。僕たちの曲は、音楽だけじゃなく、振り付けが入って初めて完成と言える。これだけのDa-iCEの楽曲を完成できたのはs**t kingzのおかげです」と特別な思いを語り、工藤大輝は「振り付けをお願いした楽曲はライブの演出も含めるとそろそろ3桁に届きそうなくらい」と話すと、会場からは驚きの声が上がった。s**t kingz が4人で振り付けを手掛けた楽曲『FAKE ME FAKE ME
OUT』のフルバージョンをコラボで初披露。さらにラストの『スターマイン』では先輩のs**t kingzを相手にボケ・ツッコミを繰り広げながら9人でステージを縦横無尽に跳ね回り、仲の良さを見せつけた。

 Sarani,,ノルウェー出身のダンスクルーで、BTSの『Boy With Luv』や、Snow Manの『HELLO HELLO』など振り付けでも注目を集めるQUICK STYLEが登場。ファンキーで洗練されたダンスで観客を魅了した。同クルーが振り付けを手掛けた藤井風『きらり』をs**t kingzとコラボバージョンで披露し、「s**t kingz最高! 観客のみなさんも最高です!」とメッセージを送った。

 シンガーソングライター・ユニットのC&Kは、歌唱力の高さを見せつけるパフォーマンスを披露。『FFP feat.C&K』ではペンギン姿で登場したs**t kingzとコラボした。

 また、フジテレビの人気キャラクターのガチャピン・ムックもシークレットゲストで両日登場。シッキンが演じる家族「せが家」のお父さん(Oguri)・お母さん(shoji)・たかし(NOPPO)とkazukiとともに、番組でshojiが振り付けを担当した『歩いて帰ろう』をダンスパフォーマンス。ガチャピン・ムックも『僕たちも踊れるんだよ!』とキレのあるダンスを披露した。

 3人組ダンスグループ・パワーパフボーイズの楽曲『ツメカワイイ』では、shoji&Oguriが桃のついた“カワイイ”ネイルの金髪ギャルに扮してダンスに参加。ほかにも、kazukiのYouTubeチャンネル「カズキのタネ」とのコラボコーナーや、日ごろs**t kingzのクリエイティブを支えているダンサーたちが、その名も「ももたろうダンサーズ」として圧巻のスペシャルステージを披露した。

 各日のラストを飾ったのはもちろんs**t kingz。新曲『MORECHAU feat. edhiii boi, Janet 真夢叶(ぺろぺろきゃんでー), JIMMY(PSYCHIC FEVER)』をはじめ8曲を披露。『Turn Up The Love feat.RIEHATA』をRIEHATAとコラボパフォーマンス、『No End feat.三浦大知』では三浦がステージに登場し生歌唱に合わせたライブとなった。

『KID feat.LEO(ALI)』では、出演者全員がステージに登壇し、大団円。音楽に合わせて観客も一体となってフロアを揺らす熱いステージとなった。

 最後に、s**t kingzは「ダンスでつながってハッピーをばらまいて行けたらなと思いますので、みなさんこれからも一緒に楽しんで行きましょう!」と笑顔で幕を締めくくった。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか

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