デビュー50周年を迎えたTHE ALFEE、一番のピンチはデビュー時「大人たちの事情が…」
3人組ロックバンド・THE ALFEEのデビュー50周年を記念した音楽特番が、BS-TBSで11月3日(日・祝)の午後7時から2時間にわたって放送されることが決定。当番組は、過去のアーカイブ映像を振り返ると共に、結成の地・明治学院大学でのTHE ALFEEのインタビュー、彼らをよく知る人物たちによる証言VTRで“THE ALFEEが50年も続いた理由”、“50年目の真実”に迫る。明治学院チャペル(礼拝堂)にて行われた収録を終えた、桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦の3人が囲み取材に応じ、50周年を迎えた心境を明かした。
BS-TBSで『THE ALFEE 50周年記念特番(仮)』を放送
3人組ロックバンド・THE ALFEEのデビュー50周年を記念した音楽特番が、BS-TBSで11月3日(日・祝)の午後7時から2時間にわたって放送されることが決定。当番組は、過去のアーカイブ映像を振り返ると共に、結成の地・明治学院大学でのTHE ALFEEのインタビュー、彼らをよく知る人物たちによる証言VTRで“THE ALFEEが50年も続いた理由”、“50年目の真実”に迫る。明治学院チャペル(礼拝堂)にて行われた収録を終えた、桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦の3人が囲み取材に応じ、50周年を迎えた心境を明かした。
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番組では、TBSのアーカイブから『ザ・ベストテン』『CDTV』『うたばん』、ドラマ『ある日ィ突然!』などの秘蔵映像を公開。坂崎は「けっこう忘れていた映像がありましたね。高見沢がギターをプレゼントする企画があって、ステージに24万通のハガキを並べて、高見沢が一個選んで、その場で当たった人に電話をする。あれは忘れていた。いろんなことがありましたね」と感慨深げに語った。
THE ALFEEは、メンバーチェンジはもちろん、活動休止もすることなく、半世紀にわたり新曲をリリースし続け、8月25日にデビュー50周年を迎えた。
50年間のピンチを聞かれると高見沢は、一番のピンチがデビュー時だったことを説明し、「僕はこのグループにギタリストとして誘われたのですが、いざデビューの時に、大人たちの事情があって、僕がリードボーカルになってしまったんです。『今日からギターを弾かなくていい。ハンドマイクで歌ってくれ』と言われた」と告白。「さらに悲劇が、桜井がボーカルだったのに、ギターを弾いたことがないのに『君はギターを弾きなさい』と言われた。弾けないので弾く真似をして、それが上手かった。元祖エアギターなんです」と続けると、桜井は「変なデビューをしてしまったから、自分たちでこれではダメだと気付けたんです」と懐かしんだ。
1973年に明治学院大学のキャンパスで出会い、グループを結成。50年続けられた理由については、高見沢が「高校、大学と通じている仲間であったから続いたというのもあります。いろんな方の証言の中で、売れる前も売れた後も一緒だったというのもありますから、性格的なものもあるのかもしれません。オレが!オレが!というのがいない」と分析した。
坂崎も「(全員が)どうぞ、どうぞという感じ。あんまりいないでしょ。実は向いていないのかもしれない」と笑顔。このコメントと受け高見沢は、「昔は3人でオーディションをやって、シングルは一番合う人をリードボーカルにしていた。最近はめんどくさいので、多数決で決めています。民主主義です」と語った。
今後の目標を聞かれると、高見沢が「(結成から)今年で2917本のコンサートができた。バンドとして3000本を目標に生きていこうと思います」と宣言。坂崎は「来年、80本やらなきゃ。本当はコロナがなかったら、本当は今年だった。そうすると今年が、50周年、70歳、3000本というメモリアルの年だった。でも、メモリアルが多すぎたので、再来年くらいに持ち越せて逆によかったです」と話し、高見沢もコンサート3000本目へ向け「話題になってくれれば、また寿命が延びます。今年、全部やっちゃったら、やることがなくなって、燃え尽きましたみたいになっていたかも」と笑っていた。