【RIZIN】“引退回避”の46歳・所英男「やっぱり格闘技最高です」 妻へ捧げた勝利「僕が勝つことが特効薬に」

「負ければ引退」を公言していた“逆境ファイター”所英男(46=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が衝撃のKO勝ちを収めた。20歳下のヒロヤ(26=JAPAN TOP TEAM)を1Rで撃破し、1305日ぶりの公式戦勝利をあげた。

会見に登場した所英男(左)と金原正徳【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登場した所英男(左)と金原正徳【写真:ENCOUNT編集部】

「負ければ引退」を公言していた

 格闘技イベント「Yogibo presents 超RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第7試合、RIZIN MMAルール フライ級:5分3R(59.0kg)

「負ければ引退」を公言していた“逆境ファイター”所英男(46=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が衝撃のKO勝ちを収めた。20歳下のヒロヤ(26=JAPAN TOP TEAM)を1Rで撃破し、1305日ぶりの公式戦勝利をあげた。

 試合後の会見では、「KO負けしたみたいに覚えてなくてビックリしています。安堵(あんど)の気持ちが大きい。まだ続けられるんだなって」と振り返った。

 勝利を届けたい相手がいた。大会前には、RIZINYouTubeチャンネル上で妻・奈々さんが乳がんを患っていることを公表。抗がん剤で髪が抜ける妻のために、息子と一緒に所自身も丸刈りにするなど、家族一丸となって格闘家人生をかけたリングに上った。

 試合後の会見でも「(妻の誕生日は)7月15日、子どもが7月7日で、1週間後に誕生日会やろうかといったら、『私は試合で勝ってくれたらいいから』って。僕が勝つことが特効薬になればいいなと思っていた。そう信じているんで。(試合後、妻とは)早く病気を治していろんなところ行こうという話をしました」と回想した。

 今後については、「まだ続けられるというハッピーな気持ちがある。早く練習をしたいですね。ちょっと休んだら頑張りたいと思います」と次なる戦いを見据えた。

「やっぱり格闘技最高です」。まだまだ格闘技人生が続きそうな46歳は、勝利の味をかみ締めていた。

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