皇治、“ボクシング界の問題児”ガルシアと一触即発 公開計量会場が騒然「お下がりください!」

格闘技イベント「超RIZIN.3」(28日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)の前日公開計量が27日、都内で行われた。第6試合で芦澤竜誠(29)と対戦する皇治(35=TEAM ONE)は計量クリア。会場にいたまさかの人物と一触即発となり会場を騒然とさせた。

前日公開計量を行った皇治【写真:山口比佐夫】
前日公開計量を行った皇治【写真:山口比佐夫】

ドーピング違反に計量オーバーの問題児

 格闘技イベント「超RIZIN.3」(28日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)の前日公開計量が27日、都内で行われた。第6試合で芦澤竜誠(29)と対戦する皇治(35=TEAM ONE)は計量クリア。会場にいたまさかの人物と一触即発となり会場を騒然とさせた。

 皇治が壇上から中指を立てたのはプロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(25=米国)。“問題児”として知られており、今年4月に行われたボクシングのWBCスーパーライト級タイトルマッチの前日計量でリミット(63.5キロ)を約1.45キロも超過。その上、ビール瓶を使いがぶ飲みするパフォーマンスを見せ大ブーイングを浴びていた。試合では7R、10R、11Rと3度もダウン奪い勝利。しかしその後、ドーピング違反が判明し約1年間の出場停止処分を受けた。

「RIZIN」参戦が噂されると皇治はXに「ドーピング小僧が何ぬかしとん。泣かしたろ しょうもない事して海外でボクシングできんようなったからて日本に来て舐めんとな。己のルールボクシングでしかよう闘えんハナクソ共」と怒りのポスト。

 26日の会見では「もちろん本命はマルコメ(フロイド・メイウェザー)ですよ。あいつらがすごいのってボクシングだけ。例えば僕らがボクシングの世界に行ったならば神のように拝みますよ。でもここはRIZINの舞台で日本のみんなが、ファンもファイターも頑張って盛り上げてる大会にね、ちょっとアメリカでボクシングできひんようになったからってね、金稼ぎに来るわけじゃないですか。みんな腹立たんのかなと」と怒り心頭だった。

 この日の計量では芦澤にけしかけられる形で会場にいるガルシアを発見すると壇上から中指を立て、あおる。ガルシア陣営も「こっち来い」と手招きし、ガルシア本人は「ありがとう」と返していたが、火がつき、飛びかかっていこうとする。

 運営スタッフ総出で両者を止める事態となり、会場を騒然とさせた。この日、司会を務めた鈴木芳彦アナは「やめましょう」「お下がりください!」と必死に制止していた。

次のページへ (2/2) 【写真】公開計量会場が騒然とした実際の様子
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