映画初主演の結城モエ、“顔面”を共演&原作者が絶賛「非常に美しい」「CGアニメかなと」

江戸川乱歩の小説をモチーフにした映画『乱歩の幻影』が26日から公開され、同日行われた初日舞台あいさつに、主演の結城モエをはじめ高橋克典、加藤雅也、山口大地、嘉島陸、小貫莉奈のメインキャストと、原作の島田荘司氏と秋山純監督が登壇し、作品にまつわるトークを繰り広げた。

舞台あいさつに出席した結城モエ【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに出席した結城モエ【写真:ENCOUNT編集部】

映画『乱歩の幻影』の初日舞台あいさつ

 江戸川乱歩の小説をモチーフにした映画『乱歩の幻影』が26日から公開され、同日行われた初日舞台あいさつに、主演の結城モエをはじめ高橋克典、加藤雅也、山口大地、嘉島陸、小貫莉奈のメインキャストと、原作の島田荘司氏と秋山純監督が登壇し、作品にまつわるトークを繰り広げた。

 本作は島田荘司氏の同名小説を原作に、江戸川乱歩にまつわるある謎に、乱歩ファンの主人公・弓子(結城)が引き寄せられていく物語。現代と戦前を行き来するストーリーの中で、江戸川乱歩は高橋克典が演じた。

 映画初主演の結城は、「読書が大好きで幼い頃から本をたくさん読んできました。この作品では江戸川乱歩の『蟲』がテーマになっていたので、『蟲』を何度も読み直しつつ、島田先生のミステリーと合わさったらどうなるんだろうと自分の中で考えながら臨みました」と出演への抱負を語った。

 一方で、友情出演の加藤は結城のたたずまいを「横顔が非常に美しい。ストーリー以外にも美しさが見どころです」と評し、島田氏も「(映像が)始まった時にCGアニメかなと思いました。顔がとてもかわいい」と絶賛した。

 江戸川乱歩役の高橋は、「子どもの頃、怪人二十面相や明智小五郎のシリーズを読み漁っていて。今回、さらに乱歩作品を深く読みこんで乱歩さんの写真も初めて見て、人の表も裏も考察してしまう人。人間がいかに制限の中に生きていて、その中に閉じ込められて人が抜け殻のようになっている。そんな感覚を与えてくれて、狂気とぎりぎりの隣り合わせのところにいる人だな」と江戸川乱歩へのイメージを語る。「僕は黙ることで、乱歩の沈黙の中にいろんな情念を描いてみようとやってみました」と、寡黙な乱歩像を演じた役作りを振り返った。

 劇中で、江戸川乱歩の同級生で明智小五郎のモデルとなる二山至を演じた嘉島陸は、「『高橋さんの同級生役です』と言われて秋山純監督に『僕で大丈夫ですか?』と聞きましたが、何度も真っ直ぐな目で『うん』と言ってくださるのでこれは本気だなと(笑)」と配役への驚きを明かす。「『陸の好きなようにやっていいから』と言われたので、乱歩さんの作品も熟読して博物館にも行って、映画にも出てきた同潤会アパートの跡地にも行きました。感じるものを感じて撮影に臨みました」と語るなど、出演者が抱く江戸川乱歩へのイメージも明かされていった。

 弓子の恋人役ながら性別不詳という設定の里見新造役の小貫莉奈は「難しかったですが、女性や男性という概念にとらわれずに里見自身の魅力を引き出していければと思いながら」演じたと振り返る。主演の結城には「何か一つに夢中になっている姿をそばでずっと見ていて、すごく目がキラキラ輝いている瞬間を見られたのが幸せでした」と語ると、結城も「頼もしかったです。ずっと弓子のそばで支えてくれて」と返した。

 脚本と音楽も手がけた島田氏は、劇中の浅草オペラ風の音楽も手がけた。浅草オペラが乱歩の世界を象徴していると音楽へのこだわりを語りつつ、「いろいろ語りたいとがありますが話すと1時間くらい経ってしまいそうなので」と、“乱歩論”を語りたくてたまらない様子を見せた。

 トークの最後に結城は「自分たちの常識や、当たり前のものを疑わせてくれたのがこの作品の面白いところだと思っていて。私自身、江戸川乱歩の『蟲』のように、誰かを愛する気持ちに限界はないし、誰もが紙一重の狂気を持っているんじゃないかと思いながら演じました。みんなが当たり前や常識を覆しながら演じ、演出させていただいていました」と、耽美的な本作の見どころをアピールした。

次のページへ (2/2) 【写真】高橋克典、結城モエの2ショット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください