24日に放送されたTBS系バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』（水曜午後10時）では、パンサー・尾形貴弘やきしたかの・高野正成に対するドッキリが放送されたが、その中で飛び出した「TBSのありえない隠蔽体質」というパワーワードが話題となっている。

　この日の説は、「ドッキリの仕掛人モニタリング中にターゲットのエグい秘密知っちゃっても一旦は見て見ぬフリする説」というものだった。

　その中で高野は、楽屋ドッキリをモニタリングするつもりで楽屋内に仕掛けられたカメラの映像を見守っていた。その最中に、高野の事務所の後輩芸人・ガクヅケの木田が芸人仲間の財布からお金を抜き取る瞬間を見てしまうという“逆ドッキリ”だった。

　共演芸人がライブステージを行っている際、木田が1人で楽屋に戻り、手際よく財布からお金を抜く様子がモニターに映った。高野は「これ金抜いてるの？」「これダメダメダメ」と動揺。かわいがっていた後輩のまさかの裏の顔に「バカ野郎」とショックを隠せない様子。

　番組スタッフが上層部の判断を仰ぐという“テイ”で一旦退席すると、高野は嗚咽しながら涙を流すほどだった。そして戻ってきたスタッフは「TBSとしては、なかったことにするという」とまさかの発言。高野が「なかったこと？」と疑問をつぶやくと、スタッフは「木田さんのこの件はに関しては、そもそもそんなことなかったし、何も見てないし、何も聞いてないし」と“窃盗事件”を隠蔽すると高野に告げたのだった。

　テロップでは「TBSのありえない隠蔽体質」というパワーワードが流れ、スタジオメンバーは爆笑。高野も「なかったことってなんだよ。TBS的にはなかったことにするってクソか、TBS」とド正論をつぶやきつづけた。

　その後も、後輩を守りたい気持ちや、正義感などさまざまな感情に表情がゆがむ高野。最後には、“犯行”がバレてしまった木田に対して、最後まで愛を持って接し、涙を流しながらも頭を思いきりたたく本気の“鉄拳制裁”を見せた。思わぬハートフルな展開にスタジオで見守った森香澄も涙を流すほどの内容となった。

　そして最後の検証結果では、「木田は楽屋泥棒じゃないしTBSに隠蔽体質もない」と結論づけるテロップが流れた。すると、スタジオゲストのバカリズムは「木田くんが演技がめちゃくちゃリアル」と絶賛。その上で「でも、TBSの隠蔽もっとリアルでしたね」とスタッフの迫真の演技を絶賛した。

　ネット上では「今日の水ダウもまた神回」「TBSのありえない隠蔽体質に腹抱えて笑った」「言う場所が場所ならシャレならん」「TBSが隠蔽体質ってシャレになってないような…」「TBSは隠蔽体質じゃないというパワーワード」など大きな盛り上がりを見せている。