ヒットすれば人気コンテンツに? パチンコによって知名度を上げた名作アニメ3選

アニメ作品はタイアップという形でメディアに露出する機会が多く、コラボをきっかけにその作品を知る人も少なくない。例えばアミューズメント事業のひとつである「パチンコ」と手を組むことで、アニメを見ない層にも認知されることも。そこで今回は、パチンコ化したことによって知名度が上がったアニメを紹介しよう。

『戦姫絶唱シンフォギア (1)』※現在は電子書籍のみ発売中【画像:(C)Dan YOSHII (C)Project シンフォギア】
『戦姫絶唱シンフォギア (1)』※現在は電子書籍のみ発売中【画像:(C)Dan YOSHII (C)Project シンフォギア】

パチンコの演出によって“アニメ見たい欲”が高まる!?

 アニメ作品はタイアップという形でメディアに露出する機会が多く、コラボをきっかけにその作品を知る人も少なくない。例えばアミューズメント事業のひとつである「パチンコ」と手を組むことで、アニメを見ない層にも認知されることも。そこで今回は、パチンコ化したことによって知名度が上がったアニメを紹介しよう。

 最初に注目するアニメは、2012年から第1期が放送された『戦姫絶唱シンフォギア(以下、シンフォギア)』(TOKYO MXほか)だ。同作は人類の脅威である「ノイズ」と唯一対抗できる「シンフォギア・システム」を身にまとった少女たちの戦いを描いた物語で、サテライトが制作を担当。その後もシリーズ化され、第5期が19年7月~9月に放送された。

『シンフォギア』がパチンコ化されたのは17年8月で、「CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア」(SANKYO)という名で登場。作品の最大の特徴である歌いながら戦うシーンの「絶唱」をギミックとして導入し、「歌で対抗する」という設定を斬新に感じるユーザーが多くいたようだ。

 パチンコシリーズも人気を博し、22年9月には3作目の「Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア3黄金絶唱」が登場。20年に稼働した2作目「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2」も人気機種としてホールで稼働している。

 パチンコ化によって名をはせたアニメといえば、ライトノベルが原作のアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』も外せない。16年からテレビ東京などで放送された人気アニメで、21年には第2期の後半クールの放送が終了。いわゆる“異世界転生もの”のストーリーで、特に主要キャラであるメイド少女・レムが人気を集めている。

 その世界観を反映させたパチンコ台が、21年に登場した「P Re:ゼロから始める異世界生活」(大都技研)。さらに翌年に「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」、昨年11月には「e Re:ゼロから始める異世界生活 season2」も登場し、リゼロシリーズがパチンコ業界に定着したことが分かる。

 レムのかわいらしいキャラに魅了され、パチンコで遊んだことをきっかけに、アニメを見始めた人も少なくない。また1作目には専用の描き下ろしや新規演出が搭載されたこともあり、パチンコデビューするアニメファンも増えたそうだ。

 パチンコに導入されるアニメといえば『北斗の拳』や『花の慶次』などが有名だが、「ガンダム」シリーズも例にもれない。21年8月には『機動戦士ガンダムユニコーン』をパチンコ化した「Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン」(SANKYO)が登場。大当たりしたときの速すぎる出玉スピードが話題になり、各パチンコ店では大人気機種になった。

 もちろんアニメ版を好きな人にも向けて、特設サイトではPVやCM映像が見られる「スペシャルムービー」(現在は配信終了)や、『ポプテピピック』の作者で有名な漫画家・大川ぶくぶ氏による4コマ漫画などを掲載。また遊戯者からは演出で流れる3Dのバトルリーチが好評で、「原作知らないけど、バトルリーチは毎回惚れ惚れする」「かっこよすぎて原作見始めた」といった声があがっている。

 パチンコきっかけで原作にのめり込むファン、原作からパチンコ店を訪れるファン、相互作用で互いの認知に貢献しているようだ。

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