22歳・板垣李光人に絵画の才能 デジタルアートと油絵の融合で初個展「新しい試みに挑戦」
俳優の板垣李光人(22)が初めての絵画個展『愛と渇きと。』を開催することが24日、発表された。東京・渋谷パルコで9月27日から10月7日まで開催され、名古屋、大阪と巡回開催される。
東京・渋谷、名古屋、大阪と巡回開催
俳優の板垣李光人(22)が初めての絵画個展『愛と渇きと。』を開催することが24日、発表された。東京・渋谷パルコで9月27日から10月7日まで開催され、名古屋、大阪と巡回開催される。
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フジテレビ系『silent』、NHK大河『どうする家康』などで存在感を示してきた板垣が、演技とは別の才能を披露する。ファンの間ではイラストを描くことで知られていたが、自身の初個展では、長く手掛けてきたデジタルイラストと油絵を組み合わせた複合的キャンバスアートを中心に展開する。
板垣は、映画『ブルーピリオド』(8月9日公開)の撮影を機に油絵を始めたといい、今回の個展に向けては先にイラストをデジタル上で制作。それをキャンバス生地にプリントアウトしてパネルに貼り付け、最終的にその上から油彩絵の具を重ねている。一般的な油絵とは異なる工程のため、作品によっては制作に3~4か月を要しているものもあるという。
展示作品は全て板垣自身が新たに制作したものだが、個展会場では作品の販売も実施するという。開催にあたり、板垣は「『渇愛(かつあい)』というものをテーマに据え、デジタルアートと油絵の融合という個人的にも新しい試みに挑戦しています」とコメントした。その上で「そもそも美術というもの、そしてこのテーマに馴染みのない方には、一見、小難しそうに見えるかもしれません。しかしアートというものは作者の手から離れ、鑑賞者との間に一対一の時間が流れ、感情が生まれることで初めて作品として完成すると思っています」と説明している。
そして、「それは決して複雑に思考することだけが全てではありません。『なんかこれ好きだな』『これは普通だな』とそんな率直な感想も作品にとっては大きな物語になります。ですので、会場にてあなたの手でこの個展を完成させていただきたいです。お待ちしております」と呼びかけている。