山田孝之が見せる“父と母”2つの顔 絵本読み聞かせ、おでこにキス…育児シーンが解禁
17日に全国公開を迎える映画「ステップ」(飯塚健監督)で主演を務める山田孝之の、“パパの顔”全開な本編子育てシーン映像が解禁された。映像では、仕事を終えて保育園から連れ帰った娘に食事をさせ、絵本を読んで寝かしつけるという日常の育児シーンが描かれている。
「自分が娘を育てたらどうなるだろう、ということを経験してみたかった」
17日に全国公開を迎える映画「ステップ」(飯塚健監督)で主演を務める山田孝之の、“パパの顔”全開な本編子育てシーン映像が解禁された。映像では、仕事を終えて保育園から連れ帰った娘に食事をさせ、絵本を読んで寝かしつけるという日常の育児シーンが描かれている。
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本作は直木賞作家・重松清の同名小説が原作。妻に先立たれ、突然“母親”の役割も引き継ぐことになった男・健一を山田が演じる。幼い娘と2人きりで再出発し、仕事と育児の両立に悩みながらも懸命に日々を歩んでいく姿を描いた物語だ。
健一を見守る登場人物には豪華俳優陣が結集。実の息子のように健一と接する義父を國村隼、夫とともにサポートする義母を余貴美子が演じ、健一が悩みを相談する同僚役には本作が山田との初共演となる広末涼子が出演する。
そして、健一の娘・美紀役はオーディションで選ばれた中野翠咲、白鳥玉季、田中里念が2歳~12歳までの3つの年代を演じるほか、健一の義兄夫婦として「東京03」の角田晃広と片岡礼子が家族の一員を担う。さらに、美紀が通う保育園の先生役に伊藤沙莉、亡き妻の面影があるカフェの店員役を川栄李奈が好演している。
山田は本作について、「シンプルな親と子の物語を演じたことがなかったので、まずそこに興味がありました」とコメント。「役者としてその役を演じてみたいというのは、その人の人生を歩んでみたいということ。自分が娘を育てたらどうなるだろう、妻を失ったらどうするだろうということを、健一として経験してみたかった」と語った。
また、飯塚監督から撮影前に健一の結婚指輪をどうするか聞かれ、“つけない”ことを選択したという山田。「気持ちとしてはつけたいのもわかるけど、そうすれば必然的に外で何かしら妻に関する会話が生まれるはず。そのたびに事実を説明するのはつらいし大変だろう」とその理由を説明。しかし、「2歳の美紀が遺影の妻に向かって話しかけるシーンでは、どうしてもつけたくなった。まだ妻を失ってから日も浅いし、せめてあのときだけは繋がりを肌で感じられるものをつけたかった」と、印象に残ったシーンを明かした。
飯塚監督と山田がタッグを組むのは本作で3作目。過去の2作はいずれもコメディー作品だった。シングルファーザーとして、妻の面影とともに家族を築いていく1人の男の生き様を描いた本作。山田が演じる“父と母”の2つの顔に注目だ。