RIZIN、手越祐也の国歌独唱を中止 「選手管理や本件の進め方に落ち度があった」と謝罪

格闘技イベント「RIZIN」は22日、28日に開催する「Yogibo presents 超RIZIN.3」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMAで全試合完全生中継)での朝倉未来―平本蓮の一戦で予定していたアーティスト・手越祐也による国歌独唱を取りやめることを発表した。希望者にはPPVの返金対応を行うとしている。

手越祐也【写真:ENCOUNT編集部】
手越祐也【写真:ENCOUNT編集部】

28日開催「超RIZIN.3」朝倉未来vs平本蓮で予定していた

 格闘技イベント「RIZIN」は22日、28日に開催する「Yogibo presents 超RIZIN.3」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMAで全試合完全生中継)での朝倉未来―平本蓮の一戦で予定していたアーティスト・手越祐也による国歌独唱を取りやめることを発表した。希望者にはPPVの返金対応を行うとしている。

 RIZINは公式SNSで「朝倉未来vs.平本蓮戦における国歌独唱の件に関して」と題した文書を投稿。経緯を説明するとともに、手越から「望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい」と申し入れがあったとして、「本試合における国歌独唱は取りやめさせていただければと思います」と伝えた。

 以下、公開された全文。

 掲題の件について、7月20日に実施しました記者会見において本試合のルールとラストマンスタンディングベルトが賭けられることを、そして同日テレビ埼玉にて放送した特番の中で、国家独唱を手越祐也さんにお願いすることを発表させていただきました。

 弊社としては、この一戦が少しでも世間の耳目を集め、より多くの方々に見ていただく方策として、このようなオファーをし、手越さんにはご快諾をいただいておりました。しかし、事前に我々から選手サイドへの説明不足もあり、大きな反発を招くこととなってしまいました。加えて選手からの一方的な発信に乗じた人たちから手越さんへ直接、誹謗中傷やへイトメッセージがSNSで送りつけられる事態となり、多大なるご迷惑をおかけすることとなりました。本当に申し訳なく思っております。

 手越さんには「自分の大好きな格闘技、注目の一戦に花を添えられるのであれば、是非」という思いで引き受けていただいたにもかかわらず、ご不快な思い・悲しい思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。もちろん、手越さんご本人だけでなく、手越さんのファンの方々も傷つけてしまったことは、もちろん我々の本意ではありませんが、深くお詫び申し上げます。このような状況を受けて、我々は手越さん側とも急遽話し合いをもち、どのようにすべきかを検討をいたしました。

 手越さんからは「あくまで試合や選手が主役。ボクは少しでもそれを盛り上げられればという思いで引き受けた。しかし、それが望まれていないのであれば今回の国歌独唱は辞退させてほしい」というお話をいただきました。

 本来であれば、今回の国歌独唱をはじめ、試合周辺のプロモーションや盛り上げは選手ではなく弊社の判断で決めることという認識ではありますが、現状においてここまでのネガティブな様相になってしまったにもかかわらず、手越さんや手越さんのファンに悲しいを思いをさせてしまったことを押し通して、これを完遂するという判断には至りませんでした。本試合における国歌独唱は取りやめさせていただければと思います。

 弊社の選手管理や本件の進め方に落ち度があったことで、手越さんにこのような思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げる次第です。

 また手越さんからは「それでも朝倉未来選手と平本蓮選手の試合は、変わらず注目をしているし、二人には最高の試合をしてほしいと思っています」と、寛大なお言葉をいただきました。手越さんへの誹謗中傷やヘイトはおやめください。

 本当に盛り上げに寄与したいという思いで引き受けていただいた方に、罵詈雑言や悪口を浴びせる行為はあってはなりません。いますぐにやめていただくようお願い申し上げます。責められるべきは弊社であると考えています。

 また、手越さんの国歌独唱を期待されPPVを購入された手越さんファンの方々におかれましては、返金対応を取らせていただきます。詳しくは下記をご確認ください。手越さん並びに手越さんファンの方々には、深くお詫び申し上げます。株式会社ドリームファクトリーワールドワイド

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