【光る君へ】ファーストサマーウイカ、ききょう演じて感じた定子「かっこいいっす。最高」

俳優・ファーストサマーウイカが21日、ききょう(清少納言)を演じるNHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、同ドラマの公式HPの企画「君かたり」で、ききょうの中宮・定子(高畑充希)への思いを語った。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。第28回では定子との“別れ”が描かれた。

ききょうを演じるファーストサマーウイカ【写真:(C)NHK】
ききょうを演じるファーストサマーウイカ【写真:(C)NHK】

定子に仕えるききょう(清少納言)をファーストサマーウイカが熱演

 俳優・ファーストサマーウイカが21日、ききょう(清少納言)を演じるNHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、同ドラマの公式HPの企画「君かたり」で、ききょうの中宮・定子(高畑充希)への思いを語った。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。第28回では定子との“別れ”が描かれた。

「もちろん亡くなるシーンというのは悲しいですけれどもお別れのシーンなので。ただ個人的には別れのシーンよりやっぱり最後に2人で過ごしたシーンの方が悲しくて。なぜならそれはいなくなっちゃうのが分かっているから悲しいんですけど。だから亡くなっていくシーンはむしろ悔しい。隣で伊周が泣き、怒っているそばでたたずんでいますけれども、気持ちは伊周と同じだなと思いながら『なんでこんなふうになっちゃうんだろう』『どうして彼女はこんな悲しい人生を歩まなければいけなかったんだろう』という、やっぱり解せないというか悔しい悲しい怒りみたいな方が大きくて」

 定子への思いは尽きることがないようだ。

「それでやっぱり、あらためて『素晴らしい人だな、定子は』と思ったところが、最期の定子の辞世の句が几帳のところに結んであって、ききょうがそれを見つけて、伊周に渡すというシーンですけど、あそこに歌がくくりつけてあるということは、定子はどこかで悟っていたのかもしれない。

 心も体もいろんなものにむしばまれているような状況を察して、そして身ごもった最後の3人目の子どもを生むときに『もしかしたら私、生んだらいなくなるかもしれない』と、どこかにわずかによぎっていたからなのか、というふうに感じるわけですよね、結んである瞬間に。

 遺書というか、その覚悟、そして産んで彼女の命を全うして残された人たちに最後、生きた証しというのを歌とともに命とともに残して消えていったというのが本当に『さすが私の推し』というか『この人にお仕えして良かった』というのが、あの手紙を見つけて開く瞬間、わーっとあふれ出たものはありましたね。『かっけ~!』って。本当に登場から最後までずっとまっすぐ1本の軸を持って生き続けた。かっこいいっす。最高!」

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