平野莉玖「怖がらずにやっちゃう」 アパレル会社代表、アーティスト、俳優と幅広い活動の秘訣とは

アーティスト・俳優として活動する平野莉玖が、現在放送中のTBSドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』(火曜午後11時56分※一部地域を除く。放送時間は変更になる場合があります)に出演中だ。主人公・片桐京介(FANTASTICS・木村慧人)の友人・文也役として、物語にアクセントを加えている。地上波ドラマ初出演となった本作にどのような思いで臨んでいるのだろうか。作品への思いや幅広く活動する秘訣を語った。

『さっちゃん、僕は。』で地上波ドラマ初出演となる平野莉玖【写真:ENCOUNT編集部】
『さっちゃん、僕は。』で地上波ドラマ初出演となる平野莉玖【写真:ENCOUNT編集部】

『さっちゃん、僕は。』に出演中

 アーティスト・俳優として活動する平野莉玖が、現在放送中のTBSドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』(火曜午後11時56分※一部地域を除く。放送時間は変更になる場合があります)に出演中だ。主人公・片桐京介(FANTASTICS・木村慧人)の友人・文也役として、物語にアクセントを加えている。地上波ドラマ初出演となった本作にどのような思いで臨んでいるのだろうか。作品への思いや幅広く活動する秘訣を語った。(取材・文=水谷賀奈子)

 原作は、過激な内容で話題となった朝賀庵による漫画『さっちゃん、僕は。』(朝賀庵/集英社ジャンプコミックス刊)。木村演じる主人公・京介と地元に残してきた彼女・小山内早智(中山ひなの)、京介の隣に住む人妻・国木田紫乃(石川恋)、そしてその夫・国木田要(桜田通)の4人それぞれのゆがんだ愛が絡み合う、裏切りから始まる、純愛と破滅のラブストーリーとなっている。

 本作が地上波ドラマ初出演となった平野。「最初はうれしいという気持ちが1番大きかったのですが、自分は地上波に出られるほどなのかという不安や、しっかり演じきらないとという不安がありました」と眉をしかめつつも、「監督がすごく気さくな方で、たくさんアドバイスもいただき、自然にお芝居ができたかなと思っています」と笑顔を見せた。

『さっちゃん、僕は。』は過激なストーリーでインティマシーシーンも多く、放送直後にはネットでも話題となっている。「『台本の1行目からすごいな』って、もうびっくりでした」と素直な感想を語りながらも、「『俺も(こういうシーン)あるのかな』とちょっとドキドキしていたんですけど、めちゃめちゃ癒やしキャラでした」と笑った。

 そんな平野が演じる“癒やしキャラ”は、主人公・京介の大学の友人で明るいムードメーカーだ。自分に似ているからこそ、役作りで意識したことがあった。

「僕そのままですね。いつも明るくて、たまに頼りになって、クラスを盛り上げるタイプです。でも、セリフを読んでいると思われないようにというのは意識しました。世界観にどこまで入り込めるか、セリフを頭の中に入れておきながらも、自然とその言葉が出るように演じるというのは心がけていましたし、台本をいただいてから何回も読み合わせをして、練習しました」

 監督からのアドバイスにも大きな学びがあったようだ。「自然にお芝居をするためには、相手の言葉を受け取ってかみ砕いてセリフにすることや、間の使い方についてを教えていただきました。まずは自分なりにやってみて、その後に相談して、自分に足りない部分をたくさんアドバイスしていただきました」。

 平野自身もリアルタイムでドラマを見るようにしているとのことだが、まだ出演作を見ることに照れもあるという。

「ちょっと恥ずかしくてジーッとは見られないですね。勉強のために自分に厳しくしないとと思って見るんですけど、こうなっちゃいますね」と、顔を手で覆いながら隙間から覗く仕草をして見せた。

「自分に厳しく」と話す平野の自己評価は、「100点満点中だったら70点ぐらい」。残りの30点については「ショートムービーですね」と即答した。『さっちゃん、僕は。』の公式SNSアカウントでは「#一線を越える10秒前」と題してショートドラマを掲載しているが、「ぎこちなさすぎるやろ、みたいな。あれはまだまだだなって思いましたね。ちょっとまだ照れが勝っちゃってますね」と額に手を当てて悔しがった。

 文也が出るシーンがドラマファンから「唯一の癒やしのシーン」と好評なのは平野も把握しているようで、「いろんなドキドキのシーンが続くこともあるので、その合間に文也やカンちゃん(京介の大学の友人=キム・ヒョンユル)が出てくることで『青春してるな』って、ちょっとホッとするようなシーンとして見てもらえたら」と自信をのぞかせた。

 実際に、放送後には視聴者の感想もチェックしているようだが、普段からエゴサをしていると明かした。

「なにか発表があったときは、恥ずかしいですけど見るようにしています。うれしいお言葉もありますし、厳しいご意見も『今後に活かさないとな』って。いろいろと言っていただくこともあるんですけど、あんまり落ち込むことはないです。1つの意見として受け取って、そう思われないようにするにはどうすべきかを考えます。でも、ネガティブに考えないようにはしています」

会社の代表にアーティストなど、幅広く活動を続けてきた【写真:ENCOUNT編集部】
会社の代表にアーティストなど、幅広く活動を続けてきた【写真:ENCOUNT編集部】

RIKUとしてアーティスト活動も

 平野はアパレル会社の代表取締役社長でもあり、RIKUとしてアーティスト活動もしている。このタイミングで、俳優という新たな挑戦を決断した。

「お芝居で面白いなと思うのは、普段自分が感じないことを感じられる点です。自分とは全く違う人の目線や感性を知ることができます」と演技の面白さを実感しつつも、「表情作り」には苦戦しているようだ。「自分でも気を付けてはいますし、褒めてもらうこともありますが、シーンによっては『このときはこういう表情だったかも』と後から思ったりします」。

 今後演じてみたい役についても「今の僕と真逆のクールな役もやってみたいですし、サイコパスな役とかヤンキー役、ちょっと悪い役もやってみたいですね。悪い人ってどういう目線なんだろうというのは気になるので。“胸きゅん系”は多分一番苦手ですね。ニヤニヤしちゃうかもしれないです」と笑いながらも想像を膨らます。

 これまで幅広く活動を続けてこられた秘訣については「好きだから」と断言する。

「割となんでも怖がらずにやっちゃうタイプなので、好きなことだったらなおさら、ぐいぐいチャレンジします。あまりビビらないことが大事だと思っています。失敗を恐れずに、『失敗したらまた新しくやってみて成長できればいいじゃん』って。ポジティブの塊というか、僕そのものがポジティブです!」

 つねに新しいものを創造している平野だが、「時によりますが、意外と何も考えていないときに急に歌詞が出てきます」とアイデアが生まれるタイミングについても明かす。「スタジオにこもることもありますが、何に刺激を受けるのかは自分でも分からないので、いろんなことに挑戦して、いろんなインスピレーションを受けて、歌詞や服のデザインとかやりたいことに落とし込んでいるんだと思います。日常にあるもの全てから刺激をもらっていますね」。

 俳優という新たなフィールドでの経験も飛躍に変えていく。「僕の活動は人に影響を与えるものだと思うので、見て、聞いて、会いに来てくれる人を幸せにしたいです。誰かの背中を押したいですし、誰かの目標になれるように頑張りたいです」と、さらなる活躍を誓った。

『さっちゃん、僕は。』はTVerで配信中:https://tver.jp/series/srnwr7fesi

スタイリスト:日夏(YKP)

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